Linux Foundation、オープンソースライセンス遵守を支援


 The Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア(OSS)のライセンスを企業が遵守しやすくするための取り組み「オープン コンプライアンス プログラム」を開始した。

 「オープン コンプライアンス プログラム」は、企業がOSSライセンスに対するコンプライアンス(規範遵守)活動を支援する取り組み。プログラムの立ち上げにあたり、Adobe、ARM、Google、Intel、NEC、サムスンなど30以上の企業・団体が参画する。

 同プログラムには、トレーニング、ツール、自己診断チェックリスト、ライセンス情報報告用のフォーマットなどが含まれる。たとえばツールとしては、ソースコードに含まれるライセンスを確認するため、動的/静的リンクレベルでコードの混在を確認する「Dependency Checker」、ソースコード中に製品名や競合などに関する不適切なコメントなどが含まれていないか確認できる「The Code Janitor」などが用意される。

 

(関口 聖)

2010/8/17 13:30