iPhoneアプリ「radiko.jp」新版、iPadなどに対応


 IPサイマルラジオ協議会は、インターネット経由でラジオ番組のサイマル配信を行うiPhone向けアプリ「radiko.jp」の新バージョンの提供を開始した。新たに「iPad」「iPod touch」でも利用できるようになった。

 「radiko.jp」は、インターネット経由でラジオ番組が聴取できるサービス。試験提供されており、iPhoneアプリがこれまで提供されてきたが、今回のバージョンアップで、「iPad」「iPod touch」でも利用できるようになる。iPhone版ではGPS機能を使って現在地を測定していたが、GPS非搭載の「iPad Wi-Fi版」「iPod touch」ではWi-Fiを利用して位置情報を取得する。

 機能面では、バッファ時間変更機能が追加され、標準設定の15秒のほか、30秒、1分、3分から選べ、時間に応じたデータをあらかじめ受信して再生することで、トンネルなどでも番組再生を途切れにくくする。また、オフタイマー機能(15分、30分、60分、90分)が追加された。起動時のGPS判定の安定性や判定速度も改善が図られている。

 同協議会が4月12日~25日に行ったアンケート調査は、回答数が2万2000件を超え、その8割が男性、6割が30~40代という。聴取時間対は夕方~夜間が多く、10%が「radikoで初めてラジオを聴いた」、34%が「久しぶりにラジオを聴いた」という回答になったという。

 今後はAndroid向けアプリのリリースに向け、開発を進めていくとのこと。

 



(関口 聖)

2010/5/28 15:56