iモード検索のリニューアル再開、gooのシステム稼動


 NTTドコモは、リニューアル後のトラブルで旧来のシステムに戻していた「iモード検索サービス」について、5月7日より新システム再び切り替えたことを明らかにした。

 ドコモでは4月30日、iモード検索のリニューアルを行い、検索システムを従来のGoogleのシステムから、NTTレゾナントの「goo」のシステムに変更した。しかし、利用者の増加に伴って動作が不安定になったため、システムを一旦停止。30日夜、再びGoogleのシステムに戻していた。7日6時、準備が整ったためgooのシステムが再開された。

 なお、NTTレゾナントの検索システムは、「モバイルgoo検索」の検索アルゴリズムに改良を加えたもので、ダイレクト機能や検索結果のマージ表示などが特徴となっている。ダイレクト機能は、検索結果の上部にiMenu上のコンテンツの情報を優先的に表示するもの。マージ表示は、ユーザーが設定することで、iモード公式サイトと一般携帯サイト(勝手サイト)の検索結果を区別することなく表示できる機能となる。ドコモではgooのシステムを採用した理由を「モバイルgooを展開しており携帯サイトに長けているため」としている。

 



(津田 啓夢)

2010/5/7 15:14