ソフトバンクのサムスン製端末と「831N」に不具合


 ソフトバンクモバイルは、「X01SC」を除く、これまでソフトバンクから投入したサムスン電子製携帯電話において、音声通話関連の不具合を発表した。通信経由で端末ソフトウェアが更新できるソフトウェア更新が提供されるほか、一部モデルは店頭での預かり修理となる。

 不具合は、ソフトバンク網の状況によって、音声通話等の利用が制限される可能性があるというもの。ネットワークを新たに変更した結果、事象が発生する場合があることがわかったという。X01SCを除く、サムスン電子製18モデルが不具合の対象となる。なお、最新版ソフトウェアには細かいバグの修正も含まれる。

 26日現在、931SC/930SC/740SCはソフトウェア更新が開始されている。このほかのモデルは「調整中」となっている。また、707SC/707SC II/730SC/804SS/805SCの5モデルについては預かり修理対応となる。いずれも更新ソフトが準備でき次第Webサイトに情報が掲載されるほか、該当の端末のユーザーにはSMSで通知される。

 ソフト更新にかかる時間は最大30分。この間、通話やメールを含む携帯電話の操作は行なえない。

831N

 このほかNEC製の「831N」の不具合も明らかにされた。26日よりソフトウェア更新サービスが提供される。

 こちらの事象は、今後予定されているネットワークの変更によって、6月以降、パケット通信を利用した後に、約15分間「緊急地震速報」が受信できない状態になるというもの。該当するパケット通信は、S!メール、Yahoo!ケータイ、S!アプリとなる。

 ソフト更新にかかる時間は最大30分。この間、通話やメールを含む携帯電話の操作は行なえない。

 なお、「831N」は気象庁が配信する緊急地震速報を一斉配信する機能が搭載されてたNEC製端末。2009年9月18日に発売されたが当初、2009年秋とアナウンスされていた緊急地震速報サービスは2010年夏まで提供が延期されている。

 



(津田 啓夢)

2010/4/26 17:47