KDDI、さっぽろ雪まつりで位置情報を使った宝探しイベント


 KDDI、北海道放送(HBC)博報堂DYメディアパートナーズは、2月5日~11日に開催される「第61回さっぽろ雪まつり」において、位置情報と連動して動画コンテンツなどを提供するアプリ「お宝!グルメレーダー」を活用した宝探しイベントを実施する。

 「お宝!グルメレーダー」は、携帯電話に搭載されたGPSや6軸センサーなどを使って現在地周辺の情報を取得するKDDIの開発プロジェクト「実空間透視ケータイ」の技術を活用したアプリ「MAWARIPO」を、雪まつりのイベント向けにカスタマイズしたBREWアプリ。

 なお、「実空間透視ケータイ」は、KDDI研究所と東京大学大学院情報理工学研究科浅見研究室の研究成果として2008年に発表、「MAWARIPO」は「実空間透視ケータイ」と博報堂DYメディアパートナーズが共同で開発したもの。

 さっぽろ雪まつりでは、HBCが提供する映像に位置情報を付加してデータベースに保存し、対応する携帯電話を持ったユーザーの移動に合わせて映像を配信する。現在地に応じて最寄りの飲食店や観光名所の情報を動画で得られ、簡易ナビゲーション機能なども利用できる。一部のau端末で利用できる。

 メイン会場となる「大通会場」では、「お宝!グルメレーダー」に表示される情報の中から「お宝ムービー」を探し、ナビゲーション機能でその場所にたどり着いた参加者にクーポンなどの「お宝」をプレゼントするイベントが実施される。宝探しイベント以外の情報はEZwebのコンテンツとしても楽しめる。

 サイトにはEZwebの「楽しむ」→「ラボ」からアクセスできる。利用料は無料。

 



(津田 啓夢)

2010/1/29 14:53