「110」はエラー番号、年末年始の間違い「110番」に要注意


 KDDIは、au携帯電話の年末年始の利用について注意喚起のメッセージを公開した。

 年末年始の1月1日午前0時前後から最大2時間は、例年通り通話やメールが利用しにくくなる可能性がある。これは、「明けましておめでとう、今年もよろしく!」といった新年の挨拶がこの時間帯に集中するのが原因だ。KDDIではこの時間帯の利用を控えるようメッセージを掲載し、回線状況によっては一時的に利用を制限する旨を案内している。

 さらに、メール送信できなかった場合のエラーメッセージとして、「送信できませんでした(110)」と表示される場合があるが、誤って110番通報しないよう呼びかけている。なお、通信エラーの表示を見て誤って110番通報してしまったケースは、2006年に発生した。KDDIでは翌年から周知徹底を強め、2007年以降はこうしたケースはKDDI側に報告されていないとしている。

 通信事業者では通信システムのダウンを防ぐため、混雑した場所などで一時的に通信制限をかける場合がある。繋がらなかったといって何度もトライすると、かえって携帯電話網に負荷をかけてしまう可能性もあり、携帯電話を使った年末年始の挨拶は、年明け早々を避けて行うことが望ましいだろう。

 



(津田 啓夢)

2009/12/21 16:23