auの「biblio」などで不具合、ソフトウェア更新開始


 KDDIは、カシオ計算機製「CA001」、日立製作所製「H001」、東芝製「biblio」「T002」に不具合があるとして、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。シャープ製「E05SH」に対しては機能改善・仕様変更を行う「ケータイアップデート」が提供されている。

 今回明らかにされた不具合は、全部で8種類。このうち、「CA001」「H001」で発生するのは、SSL通信を行うWebサイトで大きなファイルアップロードを行うと接続が切断されることがあるというものと、動画撮影後に操作できなくなることがあるというもの。操作できなくなった場合は、バッテリーを脱着すれば回避できる。また、「CA001」では、動画撮影後にタッチパネル操作時のバイブが振動しないという不具合も確認されているが、こちらも電源のOFF/ONで回避できる。

 「biblio」「T002」の2機種では、PCサイトビューアー上で画像データを保存している最中に、ブラウザを終了するとデータフォルダの残り容量が減少したり、エディタから電子辞書で検索を行っているときにクリアキーを押すとリセットすることがある。

 このほか、「biblio」では無線LANサービス「Wi-Fi WIN」によるサイト接続に失敗することがある。

 「E05SH」では、無線LAN利用の法人向け内線電話ソリューション「OFFICE FREEDOM」が利用できるようになる。ただし、利用するには専用の無線LANカードが必要となる。また誤操作での電源断を防ぐため、キーロック設定中は電源キーを長押ししても電源OFFにならないようにする。

 ケータイアップデートにかかる時間は、CA001が最大35分、H001が最大20分、biblioとT002が最大10分、E05SHが最大60分となっている。更新中は他の機能が利用できない。アップデートにかかるパケット通信料は無料。

 

(関口 聖)

2009/8/5 13:05