ニュース

電話を自動で文字起こしする「みえる電話」、正式サービスに

 NTTドコモは、通話内容を自動でテキスト化するサービス「みえる電話」の提供を3月1日に開始する。利用にあたってはドコモの回線契約が必要となる。

 みえる電話は、通話内容の文字起こしを自動で行い、スマートフォンの画面上にリアルタイムで表示するサービス。難聴者でも通話しやすい環境を整える目的で開発され、2016年10月からトライアルサービスが行われた。

 音声の認識処理はドコモのネットワーク上で行われるため、通話相手はアプリのインストールなどの準備は不要。このため、病院の予約や宅配便の再配達といった、電話でのやり取りが必要な場面全般で活用できる。

 トライアルサービスからの変更点としては、正式サービスでは事前申込は必要なく、「みえる電話」アプリをインストールするだけで使い始められる。

 従来は050番号を使って発着信を行う仕様となっていたが、通常の携帯電話番号で通話できるようになる。これに伴い、フリーダイヤルやナビダイヤルへの発信、110番などを除く一部の特番への発信が可能になる。また、「みえる電話」利用者同士の通話にも対応する。

 対応OSは、Android 6.0以降とiOS 11.0以降。正式サービスの開始に伴い、トライアルサービスは3月14日15時に提供を終了する。