ニュース

ソニーの2017年度決算、スマートフォン事業での苦戦が明らかに

 ソニーは、2017年度(2017年4月~2018年3月)の連結業績を発表。スマートフォン事業での苦戦が明らかになった。

 モバイル・コミュニケーション分野の2017年度の実績については、売上高が対前年度で354億円(4.7%)減収の7237憶円、営業利益は276憶円の赤字となった。スマートフォンの販売台数の減少に加え、固定資産の減損損失の計上が313億円と大きく影響した。

 スマートフォンの販売台数については、1460万台(2016年度)から1350万台(2017年度)に減少。2018年度は、収益構造の改善に向けて出荷を絞り込むとしており、1000万台とする計画。

モバイル・コミュニケーション分野の売上高と営業利益

 一方、スマートフォン向けのカメラモジュール(イメージセンサー)は好調で、半導体分野は対前年度で売上高が769億円(9.9%)増収の8500憶円、営業利益が1640憶円となっている。