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TONE、振り込め詐欺を警告する「あんしん電話」などシニア向け新サービス

 トーンモバイルは、MVNO「TONE」の新サービスを発表した。特にシニアユーザーを意識した内容で、詐欺対策やリモートサポートなどが含まれる。

 TONEは、通信サービスと専用スマートフォンをセットで提供するMVNO。7月には新端末「TONE m17」や、子ども向けの“夜にスマートフォンを使わせない”見守り機能などを発表している。

TONE m17

詐欺電話をブロックする「あんしん電話」、全ユーザーに提供

 通話関連では、振り込め詐欺などを警告する「あんしん電話」が発表された。TONEの全ユーザーを対象に、無料の標準オプションとして提供される。

 「あんしん電話」は、詐欺などの危険な電話を判定して、着信時に警告を表示するもの。標準のIP電話(050番号)と、オプションサービスの090番号の電話の両方に対応する。

 危険な通話が着信すると、着信画面の表示で警告する。通話をブロックするわけではなく、ユーザーの判断で通話に応答することもできる。

 詐欺電話などの危険な通話の判定は、TONEのサーバー上で行われる。警察庁や提携企業が提供する、電話番号データベースを参照するほか、独自のAI(人工知能)で詐欺通話を判定する仕組みを備える。

「あんしんインターネット」も詐欺ブロックに活用

 また、従来から提供している「あんしんインターネット」のフィルタリング機能では、悪質なサイトのみをブロックするモードが追加される。

 「あんしんインターネット」はもともと子どもを対象としたWebフィルタリング機能となっているが、今回の新モードはシニアを含む大人を主な対象としたもの。フィッシング詐欺などの悪質なサイトはブロックするが、アダルトなどそれ以外のサイトは表示する。

TONEファミリーに「ゆるやか見守り」

 TONEファミリーの見守り機能には、「ゆるやか見守り」が追加される。シニアユーザーの「見守りって欲しいけどプライバシーは守りたい」というニーズに答えたとしている。

 これまでの見守り機能は子どもを対象にしていたため、正確な位置情報やPlayストアの利用制限など、強い制限がかかる内容だった。

 一方、「ゆるやか見守り」では、Playストアのアプリは通常通りインストールできるほか、位置の確認も「町レベル」の大まかなものとなるなど、制限を大幅に緩和。見守り機能がどのような情報を送っているのかを、対象者が確認できる画面が用意される。

NFCの「お知らせシール」がアプリ起動に対応

 7月に発表された「お知らせシール」には、指定したアプリを起動する機能が追加される。NFCを内蔵したシールで、TONE端末を置くと、あらかじめ設定した動作をする。

お知らせシール

 7月の発表時は、保護者の見守りアプリに「部屋に入った」といった通知を送る機能を搭載していた。特定の相手へ電話をかけたり、任意のアプリを起動したりといった設定に対応する。

 LINEなど、よく使うアプリを登録しておけば、起動操作が簡略化される。また、シールは防水仕様なので、風呂場の床に貼っておけば、風呂で転んだときの緊急連絡用として使える。

撮るだけ設定にシニア向け「らくらく初期設定」

 7月の発表会では、「親子スマホの約束」という機能が発表された。これは、専用の用紙に記入した内容を撮るだけで、記入した内容に対応する機能がスマートフォンに設定されるというもの。

 今回、親子スマホの約束でも使われた「撮るだけ設定」アプリが、シニア向けの「らくらく初期設定」が追加された。らくらく初期設定では、専用の用紙にマークシート形式で記入。写真に撮ると端末の設定に反映される。

らくらく初期設定

 設定できる内容は、「ホーム画面のデザイン(シンプルか標準か)」「090電話アイコンを表示するか」「マナーモードに設定するか」「画面の自動回転を設定するか」など9項目。

アプリからリモートサポート

 TONEファミリーには、家族間でのリモートサポート機能が用意されている。これは、離れた場所にいる家族のTONEスマートフォンの画面を、ブラウザ上でリアルタイムで表示して、遠隔操作しながら使い方を教えたり、設定を代行したりできるというもの。

 このリモートサポート機能が、スマートフォン向けの「TONE見守り」アプリに対応。iPhone/Android端末上で、TONEの画面を表示・操作できるようになった。

左の端末の画面上に、クラウド経由で右の端末の画面を表示している