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日本の課金額は海外よりダントツに多い――App Annieレポートで見えた世界との違い

【お知らせ 2017/7/28 18:35】
 7月28日、App Annieは、本稿でご紹介したレポート「マネタイズモデル調査レポート」に含まれるデータ「1時間あたりの平均支出額」についてデータに誤りがあり、消費支出を示す指標として誤解を招く恐れがあるとして、レポートから削除いたしました。本稿はどういった情報が当初レポートに含まれていたかお伝えするため、当時のまま保存します。
【以下、本文】

 App Annieは、グローバルでのアプリの収益動向などをまとめたレポートを発表した。1時間あたりでアプリにいくら使っているか、国ごとの支出額の違いや、今後の各国の動向などが紹介されている。

 同レポートによれば、国別で見た、1時間あたりの支出額(2016年実績)は、米国は2.36ドル、英国が4.60ドル、中国が2.01ドルでグローバル平均では0.8ドルとなった。これに対して、日本は1時間あたり13.98ドルと突出した実績を記録。現在から5年後の2021年になってもなお、日本がダントツで多いままになる、と予測する。

 この支出額にはアプリストアとアプリ内広告、モバイルコマース、つまり有料アプリのアイテム課金や、無料アプリの広告、アプリ経由でのショッピングが含まれている。

 デバイス1台あたりの平均支出額は、日本の場合、123ドルに達している。日本に次ぐシンガポールや韓国は1台あたり67ドルであり、日本は倍近い規模となっている。