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日本のアプリ市場、ゲームの収益が9割~App Annieが世界トップ52社を公表
2017年3月7日 19:45
App Annie(アップアニー)は、2016年のアプリ収益ランキング上位52社を発表した。
同社が調査対象する約70万社の加盟社が対象となり、アプリストアの売上とアプリ内広告収益が計測対象となっている。上位52社のうち、日本は17社がランクインした。
日本市場の収益、9割はゲームから
2016年、日本のアプリベンダーで収益が1位となったのは「モンスターストライク」が好調のmixi。LINEが2位となり、バンダイナムコが3位に続いた。これら3社は、グローバルの収益ランキングでも10位までにランクインしている。
4位以下はガンホー、スクウェア・エニックスなど、スマートフォンゲームを展開する企業が顔を揃える形となった。App Annieによると、日本ではアプリ収益のうち9割がゲームからの収益だという。
MAU(月間アクティブユーザー)順のアプリランキングでは、iOS/Androidともに1位はLINEで、2~5位にYahoo! JAPANアプリ、Yahoo!乗り換え案内、Yahoo!天気、マクドナルドがランクインした。
以下、ニュースやショッピングなどのアプリが中心に続き、ゲームアプリでは「LINE ディズニーツムツム」のみがランクインした。App Annieは、この結果から、ゲームアプリは少数のユーザーから多くの収益を得ていると分析している。
ゲームを除いた収益ランキングでは、1位はメッセージングアプリのLINE、2位はコーディネートアプリのココネとなった。3位のスクウェア・エニックスや4位の集英社、8位の小学館など、マンガアプリの需要が高いという。
ポケモンGO、世界ランキングで収益3位に
2016年後半に登場した位置情報ゲームアプリ「Pokémon GO」(ポケモンGO)は、ダウンロード数と月間アクティブユーザー数で、ゲームにおいて世界1位となった。収益も史上最速となる110日で8億ドルに到達し、世界のゲームアプリで3位に位置している。
提供元のナイアンティックは、収益の世界ランキングで10位にランクイン。ゲームパブリッシャーとしては世界8位となっている。
1日に2時間アプリを使い、1カ月で40アプリを試す
発表会ではApp Annie CEOのBertrand Schmitt氏が登壇し、アプリ市場の現状を紹介した。同氏は「現代人は1カ月に40のアプリを使い、1日2時間をアプリに費やす」と紹介し、アプリが生活にかかせない存在になりつつあることを強調した。
同氏は日本のアプリ市場を「成熟したマーケット」と表現。新しいアプリを追加したり試したりする段階を超え、アプリに対価を支払う状況になっているとした。
また、今後は「楽天やAmazonといったショッピング、JRなどのトランジット、銀行、旅行など、アプリ内に留まらないプレイヤーが増加してくる」と指摘。Webサイトからアプリへとユーザーが移行していくにつれて、アプリへの投資も拡大していくとの予測を示した。