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KDDI、オウンドメディア「TIME&SPACE」をリニューアル
コミュニティサービスやメールマガジンサービスを提供
2017年6月15日 14:30
KDDIは6月15日、同社が運営するオウンドメディア「TIME&SPACE」をリニューアルオープンした。
TIME&SPACEは、DDI、KDD、IDOの3社が合併してKDDIとなった2000年に同社の広報誌として誕生し、関係者向けに配布されていた冊子だったが、2012年にWebサイトが立ち上がり、2014年からはデジタルガジェットやアプリの使いこなし方など、ユーザーにとって身近な話題を提供してきた。
2016年には「おもいでタイムライン」や「auケータイ図鑑」など、携帯電話が登場してからの30年間を振り返る企画を実施。2017年には、ユーザー投票により懐かしの携帯電話をモバイルバッテリーなどに復活させる「auおもいでケータイグランプリ」、クラウドファンディングでINFOBARがトランスフォーマーに変形するコラボ企画「au×TRANSFORMERS PROJECT」を実施するなどして話題になった。
今回のリニューアルでは、反響が大きかった記事内で紹介されたモノやコト(体験)を毎月プレゼントするほか、ユーザー同士が自由に意見を交わせるコミュニティ機能(2017年夏~)、メールマガジン機能が新サービスとして追加される。モノのプレゼントとしては、6月に「懐かしのデスクトップパソコン」「話題の空中浮遊スピーカー」が、7月に「モバイルバッテリーそそげ!たいやきくん」「野菜栽培キットやさい物語」がプレゼントされ、コトのプレゼントではKDDI山口通信衛星所の見学ツアーのプレゼントが予定されている。
2014年から同サイトを担当するKDDI 広報部 メディア開発グループ グループリーダーの西原由哲氏は、「当初は硬い話題が中心で、読む手を選ぶような内容だった。通信を軸にしながらも、1割はまじめにバカなことをやっていこうという方針にした」と振り返る。
2016年7月にau SHINJUKUで行った「おもいでケータイ タイムトラベル」と題するイベントで、ユーザーが過去に使用していた携帯電話を持ち込んで充電し、保存されている写真をプリントできるサービスを提供したところ、これがかなり好評で、「ダイレクトにやりとりして(ユーザーの)熱量が分かった」(西原氏)という。
こうしたきっかけもあり、ユーザーとのつながりを強化しよう考えに至ったとする西原氏。まだ確定事項ではないとのことだが、今後はオンラインだけでなく、au SHINJUKUで行ったような充電イベントを地方の直営店で開催したり、新製品発表会のタッチ&トライにユーザーを招待したりすることも検討しているという。