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KDDI、米Verizonの訪日ユーザー向けに「VoLTEローミング」を提供

 KDDIは、米通信キャリアVerizon Wirelessに対し、日本国内にて「VoLTE」によるローミングサービスを提供する協定を締結した。

 Verizonのユーザーは、日本国内にてau 4G LTEネットワーク上でVoLTEによる高音質な通話サービスと、LTEデータ通信が利用できるようになる。VoLTEローミングは韓国キャリアのLG U+に続いて2社目の提供となる。

 KDDIは、3GサービスをCDMA2000方式という少数派になった通信方式で提供している。これまでは、世界で主流となった3GのW-CDMA方式を利用する通信事業者に対して音声通話サービスを提供できないという課題があった。「VoLTEの採用により通信方式による障壁がなくなったため、より多くの海外通信事業者にローミングインサービスを提供できるようになった」(同社広報)として、今後も海外事業者に対する音声通話サービスの提供を拡大していく構え。

 なお、日本のauユーザー向けには韓国と米国でVoLTEが利用できる「au世界サービス」が提供されている。