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作家やユーザーが作る4000書店がオープン、スマホで作れる「じぶん書店」

 講談社は、ユーザーが自分でピックアップした電子書籍を販売できる電子書店サービス「じぶん書店」を5月15日に正式にオープンした。事前に登録した約130の作家・編集者の電子書店に加えて、約4000以上の一般ユーザーによる電子書店がオープンしている。「じぶん書店」の登録や電子書店の開設は無料。

「じぶん書店」

 「じぶん書店」では作家や編集者による公式書店がオープン。5月15日の正式オープン時には、犬飼のの氏「犬飼書店」、片倉真二氏「便所本」、弘兼憲史氏「書店員 島耕作」、松浦だるま氏「松浦だるま書店」、恵三朗氏「さぶろうの好きなマンガならべ」、幸村誠氏「幸村誠書店」などの、作家自らによる書店がオープンしており、自身の作品に対する推薦コメントも作家ならではのユニークな視点になっている。

 事前登録により、一般ユーザーによる電子書店も約4000書店がオープンする。一般ユーザーは、自分で売りたい電子書籍のタイトルを選んで推薦コメントを記入すれば、電子書店を開設できる。スマートフォンからアクセスして開設できるようになっている。電子書籍が売れると、10%がアフィリエイトコインとしてユーザーに払われ、コインは電子書籍の購入や電子書店の拡張、他サービスのポイントへの交換が行える。

 販売の対象になる電子書籍は、講談社の電子書籍、約3万2000点(講談社のほぼすべての電子書籍タイトル)で、今後はほかの出版社の取り扱いも検討されているほか、音楽や動画など他ジャンルの取り扱いも目指す。

 「じぶん書店」は4月20日にプレオープンしており、ユーザーから指摘のあった商品登録時の検索機能の改善を進めている最中。PCからでも使いやすいユーザーインターフェースにするなどのリニューアルも進められている。