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「グラブル」や「とうらぶ」の通信が無料、ゲーマー向けMVNO「LinksMate」が7月開始

先行会員登録を受付

 Cygames傘下のLogicLinksは、ゲームプレイヤー向けのMVNO「LinksMate」の提供を7月1日に開始すると発表した。正式サービスの開始前に先行申込が可能という、先行会員登録を4月30日より受け付けている。プランは月間5GB(月額1500円)~30GB(月額5400円)までの4種類で、SMS対応のデータ通信SIMを用意。音声通話機能オプションを月額600円で提供する。

 「LinksMate」は、NTTドコモ網を利用する通信サービス。最大の特徴は「カウントフリーオプション」で、申込と対象のゲームや音楽・動画配信サービス、SNS利用時の通信量がカウントされなくなる(月間容量を消費しなくなる)というもの。月額500円のオプションサービスだが、2017年12月31日まではキャンペーンとして無料で提供される。なお、コンテンツやゲームのアップデートによってはカウントされてしまう場合があるため、同社は「データ通信量の90%以上をカウントしない」と謳っている。

 カウントフリーオプションの対象ゲームは、Cygamesの「グランブルーファンタジー」「Shadowverse」、DMM.comの「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」「一血卍傑-ONLINE-」、マーベラスの「剣と魔法のログレス いにしえの女神」、ForwardWorksの「みんゴル」など11アプリ。コンテンツサービスでは「AbemaTV」と「AWA」、SNSは「Twitter」と「Facebook」がカウントフリー対象となっている。また、対象アプリのダウンロードや決済に関する、App StoreとGoogle Playの通信量もカウントフリー対象としている。

 7月1日の正式サービス開始時には「ゲーム連携」サービスを提供。カウントフリーの対象ゲームのうち一部で、ゲーム内のアイテムなどを受け取れるとしている。

料金プラン

 プランは月間の通信容量別で、5GB、10GB、20GB、30GBの4種類を用意。SMS機能が標準で付属するほか、月額600円の追加で音声通話機能を利用できる。オプションサービスとして留守番電話(月額300円)、割込通話(月額200円)、転送電話(無料)を提供。音声通話ユーザーには、国際通話と国際ローミングサービスを提供する(利用料はNTTドコモに準じる)。容量超過後の速度は200kbps。

5GB10GB20GB30GB
データ通信+SMS1500円2500円4200円5400円
音声通話機能付き2100円3100円4800円6000円

 最大5枚までのSIMカードを追加し、通信容量を共有できる。利用料は1枚当たり月額300円。「カウントフリーオプション」は、1つ契約することで共有しているSIMカードすべてに適用される。SIMカード追加時に事務手数料として3400円が請求される。

 解約金は設定されていないが、SIMカードの利用を終了する際に「SIMカード削除事務手数料」として、SIMカード1枚あたり3000円の手数料が請求される。解約時はすべてのSIMカードの利用を終了する必要があるため、「SIMカード削除事務手数料」が実質的な解約金に相当する。MNP予約番号発行手数料は2000円。

 なお、カウントフリーオプションで大容量の通信を長時間行った場合や、テザリングで複数台からのデータ通信を長時間行った場合は、カウントフリーオプションの利用を一時停止する(すべてのコンテンツの利用がデータ容量カウントの対象となる)場合がある。また、通信容量を使い切った状態でさらに3日で300MBのデータ通信を行うと、データ通信規制を適用する場合があるとしている。

端末セットも提供

 「LinksMate」では、通信サービスとセットで購入できる端末も用意する。記事公開時点では「HUAWEI P9」「HUAWEI nova lite」「HTC Desire EYE」「VAIO Phone A」といった端末をラインナップ。一括払いのと分割払いを用意し、端末のみの追加購入も可能。

先行会員登録

 4月30日より、先行会員登録を受け付けている。登録すると、5月下旬頃より招待コードが順次発送され、正式サービスの開始前の先行申込が可能。招待コードはメールが送信されてから3日以内に利用しないと無効となる。また、正式サービスの開始(7月1日)以前の先行会員登録期間中は解約できない。