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ピクセラ、ロッテ対ジャイアンツの試合を4K・360度VR映像でライブ配信

「パ・リーグTV」有料会員向けに提供

 ピクセラとパシフィックリーグマーケティング(PLM)は18日、千葉県千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われるプロ野球オープン戦「千葉ロッテマリーンズ VS 読売ジャイアンツ」を、4K・360度VR映像でライブ配信する。コンテンツ自体は無料だが、視聴できるのはPLM運営の動画サービス「パ・リーグTV」の有料会員のみ。

視聴イメージ

 今回の4K・360度VR映像でライブ配信は、ピクセラとPLMとの企業コラボイベントとして実施される。配信はPLM運営の動画サービス「パ・リーグTV」、視聴にはピクセラのVRアプリ「パノミル」を利用。そのため、パソコンで視聴はできず、スマートフォン装着型のVRゴーグルも必要となる。

 球場全体の様子を映すVR映像は、バックネット裏に設置した360度カメラで撮影する。また、ホームチームベンチ、ビジターチームベンチ、およびキャッチャー視点での「ピッチャー/バッター間」の3つのアングルを撮影するために、3つのサブカメラも別途用意。

 「パノミル」アプリでは、マルチビュー機能「MagicVision」により、球場全体の360度VR映像の中に、サブカメラからの映像を同時に再生。さまざまな視点の映像を一度に楽しめる。

 配信システムは、ピクセラが開発したものを利用。360度カメラとサブカメラの映像の解像度、画角などを視聴アプリに合うよう4K映像に加工合成し、配信に適した映像・音声フォーマットにエンコード。できあがった4K・360度VRのライブ映像は、AWS上に構築された「パノミル」配信サーバーへアップロードされる。アップロードされたライブ映像は、「パ・リーグTV」のコンテンツデリバリーネットワークを介して、ユーザーのスマートフォンにインストールされた「パノミル」アプリで視聴できるようになる。

配信システムの構成