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誰でも簡単に保護フィルムを貼れるマシン、ベルキンが携帯ショップで展開

首都圏のドコモショップから順次導入

 ベルキン(belkin)は、画面保護フィルム専用の貼り付けマシン「TrueClear Pro Advanced Screen Care(TCP)」を携帯電話ショップにて順次展開する。

 保護フィルム貼りは、“フィルム貼り職人”と呼ばれる専門スタッフがいるとされるほど、ショップ店員にとっても難易度が高い作業。「TCP」は、その保護フィルム貼りを、誰でも簡単に貼り付けできるシステムだ。

「TCP」貼り付けマシン
セット一式

 専用の保護フィルムを購入することで、無料の画面貼り付けサービスを利用できる。保護フィルムはガラスタイプとフィルムタイプを用意し、価格は4000円~5000円程度。対応機種はiPhone 5/5s/SE/6/6 Plus/6s/6s Plus/7/7Plus。

 「TCP」の貼り付けマシン(器具)はシステムを導入するショップに無料でレンタルされる。端末の形状にあわせたアダプターを利用することで、保護フィルムの位置合わせを確実に行える。

 これまで使っていた保護フィルムを簡単に取り除くためのヘラや、ホコリを取り除くためのダスターや、貼り付け時にホコリの混入を防ぐクリーナーなどを工夫が施されており、使用手順に沿って使えば、ほぼ手間なく“フィルム貼り職人”並の精度で貼り付けられる。フィルムはマシンで貼ることを前提に設計されており、iPhone上部のスピーカー部分も切り欠きではなく穴抜きになっている。

今まで貼っていたフィルムをヘラで取り除き
クリーナーとクロスで汚れを取る
端末をマシンにセットしたら引っ張るだけ
ホコリや気泡が入らず仕上がる
アダプターは機種ごとに用意

 先行導入として、首都圏のドコモショップの20店舗にて展開している。これまで平均5~10分程度かかっていた保護フィルム貼りの作業が2~3分に短縮。フィルム貼りスキルがないスタッフでも丁寧な仕上がりで確実に貼れるようになったことで、保護フィルムの販売数も増加したとしている。

 来月末までに80店舗で導入し、2017年12月末までに200店舗への展開を目指す。なお、同じ性能を備えた製品がApple Storeにも導入されている。

 ベルキンジャパン ナショナルセールスマネージャーの石井靖人氏によると、当初はスタッフ数が多いドコモショップが中心となるが、他のキャリアショップや量販店への展開もあり得るという。また、対応機種をiPhone以外へも拡大していく方針で、まずは日本でのユーザー数が多いXperiaへの対応を検討していくとしている。

ベルキンのデザインチームを率いるベルキンインターナショナル副社長のオリバー・ザイル氏(左)と、ベルキンジャパンの石井靖人氏