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「NifMo」「デイリーポータルZ」がノジマに移籍、ニフティの事業再編

 富士通は、4月1日をもって子会社のニフティの事業を再編し、コンシューマー向け事業とエンタープライズ向け事業に分割する。あわせてコンシューマー事業は、家電量販店を展開するノジマ傘下となる。買収額は約250億円。

 ノジマに譲渡されるニフティのコンシューマ事業には、パソコン向けのネット接続サービス(ISP事業)やMVNOサービスの「NifMo(ニフモ)」、独自の切り口で人気のWebサイト「デイリーポータルZ」が含まれる。ニフティの売上の大半はコンシューマ事業で、社員約800人のうち、コンシューマ事業は約600人が占める。4月1日には、事業再編により、コンシューマ事業は新会社(新ニフティ)となり、エンタープライズ向け事業は富士通クラウドテクノロジーズ株式会社として、富士通の100%子会社になる。

 買収するノジマは、インターネット黎明期から業界を牽引してきたISPサービス、さまざまなデバイスに対応するコンテンツを提供する“新ニフティ”を「ノジマグループにはないサービスの開発力や提供ノウハウ、顧客基盤、ブランド力を有している」と評価。IoT時代に向けて、通信回線とソフトウェアの設定、サポートなどの提供が必要であり、家電や携帯電話をノジマで購入するユーザーに向けて、トータルでのソリューションを提供すべく、買収に踏み切った。

 ノジマ傘下となった後も、新ニフティのブランド名、サービスに変更はない。