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Googleアプリを駆使してプレゼントを探せ~auが六本木で「リアル脱出ゲーム」

 KDDIは、東京・六本木ヒルズにて、リアル脱出ゲームイベント「au STAR presents "SANTA & SIX GIFT BOXES"(サンタクロースと6つのプレゼント)」を12月22日~25日まで開催する。

 「サンタクロースと6つのプレゼント」は、与えられたアイテムを使って謎を解く「リアル脱出ゲーム」を楽しめるイベントだ。au STAR会員のAndroidユーザーから、事前の応募で当選した計1600名が無料で招待されている。

【追記 2016/12/22 15:05】
 KDDIは当初、事前に応募したユーザーのみ参加可能なイベントとしていたが、キャンセルがある場合は当日の参加を受け付けると案内した。各日11時、13時、15時、17時、19時~の全5回で実施される。

 ゲームは、Android端末にプリインストールされているグーグル製のアプリを活用。グーグルアプリの中に謎が仕込かけられており、プレイヤーはトナカイに扮して、仕掛けられた謎を解読して、子ども達がほしがっているプレゼントを選ぶという、1時間程度のゲームが楽しめる。

 ゲームの企画は「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが手がけ、アプリに仕掛ける謎のアイデア提供にグーグルが協力している。

謎は全部で6種類。これは最初の謎

楽しみながらスマートフォンを学べるイベント

 イベントの開催にあわせ、KDDI コンシューマーマーケティング1部 部長の渡辺和幸氏とグーグルのデバイスマーケティング統括部長 秋山有子氏が、企画の背景と意図を紹介した。

KDDI コンシューマーマーケティング1部 部長の渡辺和幸氏(左)と、グーグルのデバイスマーケティング統括部長 秋山有子氏(右)

 渡辺氏は、KDDIが掲げる「auは、大きく変わる」という2016年度の“auのテーマ”を改めて説明。不満点の改善以上に「感動水準」の体験を目指すための取り組みが「au STAR」の一環として、今回は「リアル脱出ゲーム」としてauならではの体験を提供する。

 auがユーザー向けに実施しているイベントの中に、ユーザーがメーカーの開発者と懇談できる「オーナーズパーティー」がある。渡辺氏は、スマートフォンが好きな、比較的リテラシーが高いユーザーが多く参加するイベントとしつつも、「参加者の声で、スマートフォンの新しい使い方を知れたという声があることに気づいた」という。ただし、「オーナーズパーティー」では、1回の参加者数が限られることや、端末に興味があるユーザーにしかアプローチできない限界がある。

 幅広いユーザーにスマートフォンの使い方を紹介するために、auではマニュアルやホームページ上の案内、動画ガイドなどを用意している。しかし、なかなか読まれることも少ないとして「せっかく多くの機能があるスマートフォンだが、使いこなせないのでは非常にもったいない。より多くのお客さまに楽しんでいただきながら使いこなし力をアップしていきたい、今回のイベントを企画した」と説明した。

 グーグルの秋山氏は、「グーグルのアプリを使いこなしているユーザーほど、スマートフォンへの愛着がわきやすい」というデータを紹介。「Google フォト」のようなアプリの使い方を紹介するCMを展開している。

 六本木ヒルズでは、2015年に「祭り with Android」というイベントを実施するなど、リアルイベントも重視しており、今回の開催協力に至ったという。

 渡辺氏は、「今回はグーグルアプリの使い方を学べるリアル脱出ゲームという形だが、第2弾、第3弾も考えている」として、例えばカメラや音楽のような機能を切り口としたイベントも検討しているという。

 今回は東京のみの開催だが、北海道から沖縄まで全国から応募があり、応募倍率は8倍だったという。今後のイベントでは、東京以外での開催も検討するとしている。