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「クラウドソーシングで地図を作るお仕事」、KDDI研が実験スタート

 KDDI総合研究所と、コールセンター業務の受託などを展開するKDDIエボルバは、スマートフォンアプリ「シゴトプラットフォーム」を利用して、スマホひとつで参加できるデジタル地図整備の実証実験を開始した。スマートフォンを用いたクラウドソーシングの商用化に向けた実験と位置付けられる。

 「シゴトプラットフォーム」は、仕事したい人がスマートフォンで業務の受託~業務実施~納品・報酬確認までまとめて行えるアプリ。今回の実験では、iOS 9.3以上、あるいはAndroid 4.4以上のデバイスを使う20歳以上の人が参加できる。「デジタル地図上の物件名」を整備するため、指定されたエリアで作業指示に従って、物件の名前や位置情報を確認する。

 対象エリアは東京都立川市(823物件)、東京都調布市(819物件)、大阪府大阪市(829物件、うち福島区764物件、北区57物件、西区8物件)、福岡県福岡市(804物件、うち中央区235件、博多区569物件)。調査は12月27日までだが、クラウドソーシングの作業の進みによって、物件調査が終了次第、募集も終了する。参加した人には、2017年1月末までに、KDDIエボルバが選ぶ通販ギフトコードが支払われる。