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arrows M03にソフト更新、VoLTE非対応のau系SIMカードが利用不可に

 富士通コネクテッドテクノロジーズは4日、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「arrows M03」にソフトウェア更新の提供を開始した。

 今回の更新では、特定のVoLTE非対応のSIMカードを挿入した際の動作仕様が変更される。あわせて、Googleが7月1日付で提供を開始したAndroidのセキュリティパッチの更新が適用される。更新はユーザーが操作して実行する。更新ファイルの容量は46.5MB。更新後のビルド番号は「V02R038C」となる。

arrows M03

 富士通広報によると、今回の更新で利用できなくなるのは、au網でVoLTEに対応しない(CDMA2000対応の)のSIMカード。具体的には黒色の「au Nano IC Card(LTE)」など。auやUQ mobile、mineoで提供されているVoLTE非対応プランが対象となる。

 これらのプランはもともと動作保証外だったが、実際には通話ができないものの、LTEのデータ通信で利用できてしまうという状況だった。更新後は、非対応のSIMカードを挿入すると、「利用できません」というメッセージが表示され、再起動以外の動作ができなくなる。arrows M03の利用を続ける場合は、契約プランとSIMカードの変更が必要となる。

 ソフトウェア更新後に利用できるau系のSIMカードは、VoLTEに対応する(CDMA2000通信に対応しない)SIMカードのみとなる。利用可能なau系SIMカードは以下の3種類。

 ・au Nano IC Card 04(au VoLTE)
 ・au MVNOマルチICカード
 ・UQモバイル マルチICカード