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UQ初の実店舗「UQスポット」オープン、担当者に狙いを聞く

UQ mobileの格安スマホを路面店で訴求

 UQコミュニケーションズは、9月21日に同社初の実店舗「UQスポット上野」「UQスポット心斎橋北」をオープンした。今後も東名阪を中心に全国の主要都市で展開していく方針で、年度内に40店舗が目標としている。

「UQスポット上野」

 「UQスポット」は、UQコミュニケーションズのブランドを冠した、いわゆるキャリアショップにあたり、「UQ WiMAX」や、au網を利用するMVNOの「UQ mobile」を取り扱う。またKDDIと協力体制を構築しており、auのスマートフォンやアクセサリーも販売する。これにより、「UQ mobile」の格安スマホからフルスペックのauのスマートフォンまで幅広く取り扱う。iPhone 7も取り扱えるなど、auの販売チャネルとしての側面もある。

「UQスポット上野」。ヨドバシカメラの南で、不忍通りと中央通りがぶつかる交差点の近く。テナントはこれまで併売店のテルルが入っていた。近くにはY!mobileも
店舗入口にはiPhone 5s
裏にはauのiPhone 7も
UQ mobileのスマートフォン
壁面、こちらはUQ WiMAXを含めたUQのラインナップ
壁面のauのラインナップ
カウンター
アクセサリーはau +1 Collectionが中心
オープンを記念した花も

 21日には、開店前の「UQスポット上野」が報道陣に公開された。取材に対応したUQコミュニケーションズ 営業部門 営業企画部 副部長兼営業企画グループマネージャの霜田剛平氏は、実店舗を展開する意図について、「UQは家電量販店がメインだったが、スマホを扱うようになり、併売店にも販路を広げた。格安スマホの市場が広がってきており、タッチポイントを増やす必要があると考え、自分たちの看板を掲げた店舗を出すことになった」と語る。また、象徴的な意味合いだけでなく、「路面店として出す意味があるだけの、集客を見込める場所に出店していく」ともしている。

UQコミュニケーションズ 営業部門 営業企画部 副部長兼営業企画グループマネージャの霜田剛平氏

 これまで中心だった家電量販店との違いを聞くと、「家電量販店でもできていたところはあるが、UQをゆっくり、じっくりと見ていただける。料金などもゆっくり相談していただける。我々の良いところをキッチリ伝えられるのが店舗。家電量販店では看板が外に出ることもない。物珍しさからでも来店していただければ」と店舗の特徴についても説明された。

 修理受付といった店舗でのサポート体制については「準備中」とするにとどまり、今後は整備していきたいとしている。

「UQスポット」では現在、UQを契約すると、ブルーガチャムクがセットになったマスコットがプレゼントされるキャンペーンを実施している