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iPhone 7/7 Plusの「予約数は過去最高」、ドコモのメリットを吉澤社長が猛アピール

ドコモの優位性を語る吉澤氏

 ドコモは9月16日、iPhone 7、7 Plusの発売を記念したセレモニーを開催。代表取締役社長の吉澤和弘氏が、ドコモならではの売りや、販売に対する期待を語った。

 セレモニーは毎年の恒例行事だが、今年は一般向けではなく、報道陣限定になった。会場となったドコモショップ丸の内店の前に並ぶユーザーもまばらだ。吉澤氏によると「予約販売が進んできたためだと思う」といい、8時の販売開始は静かなスタートになった。

“ドコモだけ”の特徴をアピールする吉澤氏

 イベントに現れた吉澤氏は、ドコモならではの特徴を紹介。「最高の端末を、快適にご利用いただくため、日夜ネットワークに磨きをかけてきた」と語り、下り最大375MbpsのLTE Advancedが国内最速であることをアピールした。また、iPhone 7/7 Plusは「ネーションワイド(全国)で利用できる、1.5GHz帯にも対応している」とコメント。1.5GHz帯のLTEは他社よりエリア展開が進んでいるため、これもドコモにとって、プラスに働きそうだ。

下り最大375Mbpsで、LTEは国内最速

 ネットワークに加え、吉澤氏は「サービス面でも大きなトピックがある」と語る。そのトピックとはFeliCaに対応した「Apple Pay」で、ドコモでも「dカードがサービス開始当初から対応し、簡単な設定をするだけでiDが使える」。Apple PayでのiD決済でも、dポイントがつき、ローソンなどの提携店舗では割引も受けられるという。

FeliCaでのApple Payは10月にスタート
Apple PayにはドコモのiDが採用されており、dカードも同時に利用できるようになる

 料金面では、ソフトバンクやKDDIに対抗する形で導入した「ウルトラパック」をアピール。他社にはない特徴として、「ドコモならではの、家族でシェアできるプランも用意した」と語った。一方でウルトラパックの導入については、「収益に与える影響は、そんなには大きくない」とした。

「ウルトラパック」も紹介。他社との違いとして、シェアパックがあることもアピール

 ネットワーク、サービス、料金の3点で、「最高の端末を快適にご利用いただけるのは、ドコモだと思っている」と語る吉澤氏。セレモニー後に行われた囲み取材では、「予約数は過去最高」であることも明かした。人気が高いのは新色のジェットブラックとブラックで、「特にジェットブラックは人気が高い」という。

 4月以降、総務省のガイドラインで「実質0円」が禁止されているが、「総販売数については、対前年で落ち込んでいるわけではない」。ドコモとしては、「今の形を維持していきたい」として、iPhone 7/7 Plusの販売にも大きな影響はない見通しが語られた。

綾野剛さん、中条あやみさんも期待を語る

 セレモニーには、ドコモのCMキャラクターを務める、綾野剛さん、中条あやみさんも駆けつけ、iPhone 7/7 Plusに対する期待が語られた。

CMキャラクターの綾野剛さん、中条あやみさんに加え、ポインコ兄弟もセレモニーに駆けつけた
フォトセッションでは、iDが使えることもアピール

 会見に登場するたびに、“ガジェット好き”の側面を見せる綾野さんは、今回もドコモで利用するiPhone 7/7 Plusの特徴を的確にアピール。「日本最速を活用できることが、楽しみでしかたない」と語った。気になるカラーを問われた綾野さんは、「iPhoneでブラックが出るのは久しぶり」と、スマートフォンに詳しい一面をのぞかせた。そのうえで、「ジェットブラックが気になっているが、ブラックも捨てがたい」という。

他の商品発表会と同様、ガジェット好きの一面を見せながらiPhone 7/7 Plusの魅力を語った綾野さん

 CMキャラクターのポインコ兄弟とともに現れた中条さんは、「dポイントもたまる」とApple Payで利用できるdカードをアピール。iPhone 7/7 Plusについては、「お風呂の中でケータイを見れたり、料理や洗い物をしながらも使える」と防水・防塵が気になっている様子。カラーは「ジェットブラックやマットなブラックも気になっているが、女性としてはやはりローズゴールドがすごく気になる」とした。

中条さんは、Apple Payや防水機能の特徴を紹介

 販売開始の時間が近づくとカウントダウンが開始され、ドコモショップのスタッフも合流。8時ちょうどを迎えた瞬間に紙吹雪が舞い、iPhone 7/7 Plusの販売が幕を開けた。

販売開始の瞬間
店頭に並べられていたiPhone 7/7 Plus
新色のブラック(左)とジェットブラック(右)に人気が集まっているという
ドコモは、CMでも、日本最速をアピールしていく方針