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航空券も「auかんたん決済」、ジェットスターで利用可能に
2016年9月1日 14:52
ジェットスター・ジャパンとKDDI、沖縄セルラーは、「auかんたん決済」がジェットスター・ジャパンが運航する航空券の運賃の支払いで利用可能となったと発表した。
「auかんたん決済」は、コンテンツなどの代金をau携帯電話とまとめて支払える決済サービス。KDDIによると、航空運賃の支払いにキャリア決済が対応したのは、日本初という。
ジェットスターではセキュリティ上の理由から、プリペイドカードでの決済は利用できない。そのため、au WALLETプリペイドカードでの決済は利用できない。
今回のauかんたん決済は、クレジットカードを持っていないユーザーでも手軽に使えるモバイル手段として提供される。また、KDDIはWALLETポイントの新しい利用方法としても案内している。
対象路線はジェットスター・ジャパンが運航する国内線、国際線の全路線。利用可能額は1500円~10万円。支払い手数料はコンビニ決済などと同額で、国内線が650円、国際線は850円。
ジェットスターの航空券やポイントが当たるキャンペーンも
サービス開始にあわせ、auユーザー向けに3つのキャンペーンが実施される。9月1日~10月31日の期間中にauかんたん決済を使ってジェットスターの航空券を購入したユーザーから、抽選で1000名にWALLETポイント1000ポイント分がプレゼントされる。
auショップでは、同期間に税込1000円以上の買い物をしたユーザーが応募すると、抽選で50名にジェットスターの選べる国内線往復航空券が、100名にジェットスターのフライトバウチャー(クーポン券)1000円分が当たるキャンペーンを実施する。
auスマートパス会員向けには、応募者から抽選で240名にジェットスターのフライトバウチャー5000円分がプレゼントされる。応募期間は第1回抽選が9月1日~9月30日、第2回抽選は10月1日~10月31日。
au SHINJUKUで「オレンジのバラ」のサービス
1日、ジェットスターでのauかんたん決済の提供開始を記念したイベントがau SHINJUKUで開催された。ジェットスター・ジャパン 代表取締役会長の片岡優氏とKDDI 金融・コマース推進本部長の勝木朋彦氏らが両社のブランドカラーにちなんだ「オレンジのバラ」を配って新サービスをアピールした。
ジェットスターはQRコードで登場できるモバイル搭乗券サービスを開始しており、片岡会長は「予約から搭乗までスマートフォンひとつで完結する」と話した。航空券予約におけるクレジットカード利用率は7割程度で、残り3割はコンビニや郵便局での決済サービスを利用しているという。同社は、今後1年間のauかんたん決済での決済額を5億円以上と見込む。
auかんたん決済の流通総額は2015年度で2900億円。利用金額では若年層の利用が多いという。
KDDIの勝木氏は、「これまではコンテンツの決済を中心に使われていたが、今後はeコマース、旅行といったさまざまな分野で使える決済サービスにしたい。消費行動が多種多様化する中で、それぞれのお客様にささるサービスを提供していかなければならない」と意気込む。
auではクレジットカードを使わない安心な決済手段として、auショップ店頭などでジェットスター航空券の決済サービスを訴求していく。