ニュース
「電車でGO!!」20周年の新作が来春、運転再現から“運転士体験”へ
アーケードマシンで登場、連動するスマホ向けパズルゲームも
2016年8月8日 18:55
タイトーは2017年春、アーケードゲームの新作として「電車でGO!!」を提供する。「電車運転シミュレーターから運転士体験ゲームへ」とうたい、シリーズ20周年にあわせ、従来よりもリアルさをさらに増して仕上げられる見込み。連動するスマートフォンゲーム「連結!電車でGO!!」も提供される。
全幅260cmと本物の電車に迫るサイズの筐体に、55インチのディスプレイと、その左右に41インチのディスプレイ、各種情報が表示されるタッチパネルディスプレイと、全部で4つの画面がユーザーを迎える。特徴はこのディスプレイによる臨場感と、その上で表現されるグラフィックス。
まずはJR山手線を再現したものをプレイできるが、その後、徐々にプレイできる路線が追加される。乗客や時間、季節にあわせて変化する環境のなかでプレイでき、たとえばセンター試験のシーズンで、試験場に向かう学生を遅延なく無事に送り届けられるかなど、何らかの課題に挑むミッション制が採り入れられる。
料金は未定。既存のタイトーのアーケード向けゲームと同じく電子マネーに対応する予定だが、実際にどこまでサポートされるかは、今後明らかにされる。数百円で1回といった一般的なプレイ形式のほか、多様な遊び方を検討中とのこと。実際に導入されるかどうかは未定だが、定期券のような枠組で料金を支払えば、1カ月間、何回かプレイできるなど、従来より柔軟な料金体系を検討中とのこと。
来春に提供されるとのことで、半年以上先のことになるが、年内にもテスト提供を行ってユーザーからの指摘を得て開発に反映させたい考え。完成したステージからテストしてもらいたいという。アーケードだけではなく、ショッピングセンターや鉄道駅構内など幅広い展開も視野に入れる。
HMD、考えているが……
開発責任者であるタイトーAM本部コンテンツ開発部長の川島健太郎氏は、「電車でGO!!」をテーマにしたVRコンテンツの開発に「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使ったVRは研究している」と述べた上で、今回は大型の筐体、大型のディスプレイでリアリティを演出し、体験してほしいとした。