2015年のモバイルコンテンツ関連市場は4兆4228億円に、MCF調査

　モバイル・コンテンツ・フォーラム（MCF）は、2015年のモバイルコンテンツ市場規模調査の結果を発表した。

　モバイルコンテンツ関連市場の全体では、4兆4228億円規模となった。全体の市場をコンテンツとコマースに分けると、モバイルコンテンツ市場が1兆5632億円、コマース市場が2兆8596億円となっている。

モバイルコンテンツ

　モバイルコンテンツ市場全体では、前年比107％の1兆5632億円となった。そのうち、スマートフォンやタブレット向けが1兆4623億円。フィーチャーフォン向けは1009億円。

　スマートフォン・タブレット向けでは、その6割超となる、9628億円（前年比108％）がゲーム・ソーシャルゲーム市場となっている。2015年は電子書籍市場が前年比131％の1622億円と大きく伸び、動画・映像配信市場の1460億円（前年比111％）を上回った。音楽コンテンツ市場は前年比115％の799億円。

　フィーチャーフォン向けのモバイルコンテンツ市場は1009億円規模で、前年比で66％の大幅減となっている。どの分野においても対前年比で減少しているが、ソーシャルゲーム市場は前年比47％の171億円と、特に減少幅が大きかった。

スマートフォン向け市場

フィーチャーフォン向け市場

モバイルコマース

　モバイルコマース市場全体では、2兆8596億円規模と、前年比で117％となった。内訳は、通販サービスなどの物販系が1兆4632億円（前年比109％）、旅行チケットや交通チケット、宿泊サービスなどのサービス系が1兆970億円（前年比126％）、証券手数料やオークション手数料などのトランザクション系が2994億円（前年比128％）となっている。