ニュース
VAIO、安曇野市の本社工場を公開
2016年7月15日 13:26
VAIOは、長野県安曇野市豊科にある本社工場を報道関係者向けに公開した。同工場では、VAIO Z(PC)が製造されているほか、“安曇野FINISH”としてWindows 10 Mobile搭載のスマートフォン「VAIO Phone Biz」などの最終的な品質確認などの作業が行われている。
工場の公開に先立ち、同社社長の大田義実氏、安曇野市副市長の村上広志氏らがあいさつ。国内部品メーカーとの共同開発の事例として、東陽理化学研究所との取り組みも紹介された。
大田氏は「2015年度はV字回復を果たした。2016年度はこれを安定して発展させていく」と語った。同社はPC事業をコアにしているが、昨年度立ち上げた受託事業(EMS)が第二のコアとして伸びており、大田氏によれば、2017年度に利益を1:1にするという目標を掲げているが、少し早まる見通しだという。同氏は、設計、製造から販売、サポートまで一貫した体制をベースに、PC、受託事業に次ぐ、第三のコア事業を立ち上げる、と抱負を述べた。