【Mobile World Congress 2015】
Googleピチャイ氏、「MVNO参入の詳細は数カ月以内に発表」
(2015/3/3 13:32)
米GoogleでAndroidやChromebookといったプロダクトを統括する、上級副社長スンダー・ピチャイ氏は、3月2日(現地時間)に開催された基調講演で、かねてからうわさされていたMVNOへの参入を正式に認めた。
ピチャイ氏によると、MVNOは事業として、Nexusシリーズの端末に近い位置づけになるといい、「ハードウェアとソフトウェア、それにコネクティビティを一緒にしたときにどのようなことができるかを見せるもの」だという。
Google自身がキャリアとして回線を積極的に販売していくつもりはないようだ。ピチャイ氏は「小規模なもので、我々がネットワークオペレーターになろうと意図しているわけではない」と語った。MVNO参入については、「数カ月以内に詳細を発表する」と語っている。
基調講演では、ほかにもAndroid向けの決済サービスと見られる「Android Pay」についても言及があった。ピチャイ氏は、Android Payを「APIレイヤー」だと語り、NFCでの決済を支えるプラットフォームになるとの見方を示した。
Googleは、米国で大手通信キャリアのVeriozn、AT&T、T-Mobileと協力し、決済サービスの「Google Wallet」を搭載していくと発表している。ピチャイ氏はこのGoogle Walletは「Android Payをカスタマイズしたもの」だといい、Android PayのAPIを利用したサービスの1つであることを明かした。