【IFA2013】

「G Pad 8.3」や「G2」を出展したLGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスのブース。スマートフォンやタブレットのほかには、4K対応テレビが来場者の関心を集めていた

 LGエレクトロニクスは、IFAに合わせて8.3インチのタブレット端末「G Pad 8.3」を発表した。同社のブースに展示されていたモバイル製品は、このG Pad 8.3と8月に米ニューヨークで発表したフラッグシップモデルの「G2」となる。

G Pad 8.3

 「G Pad 8.3」は、8.3インチ、フルHDのディスプレイを搭載したAndroidタブレット。ユーザーインターフェイス(UI)や機能の一部はスマートフォンの「G2」と共通しており、イヤホンを挿すとお勧めのアプリがポップアップで表示される「Plug&Pop」や、3本指でフリックして複数のアプリを切り替えられる「Slide Aside」などに対応する。

G Pad 8.3のホワイト。背面はアルミ素材で、ホワイトモデルはシルバーになる
ブラックモデルは、背面のアルミ部分もブラックで統一されている
3本の指でフリックして、複数のアプリを切り替えるSlide Asideに対応
Optimusシリーズ(現在はGシリーズ、Vuシリーズ)でおなじみのミニアプリ「Qスライド」も利用できる

 片手で持てるギリギリの大きさを追求したといい、サイズは126.5×216.8×8.3mm。重量は338gとなる。背面には5メガピクセルのカメラを搭載し、フロントカメラは1.3メガピクセル。チップセット(CPU)には、クアルコムの1.7GHz駆動、クアッドコアのSnapdragon 600を搭載する。会場に展示されていたのはWi-Fi版だった。

 G Pad 8.3は、G2と連携した利用スタイルも想定されており、「QPair」という機能に対応。スマートフォン側で着信があると、タブレット側にそれを知らせるポップアップが表示される。音声だけでなく、SMSやメッセージの着信通知にも対応。Qメモを転送することも可能となっている。

スマートフォンと連携し、着信の表示やメモの受け渡しを行える
ディスプレイを保護するカバーケースも発売される

8月発表の「G2」

 スマートフォンでは、フラッグシップモデルの「G2」が出展されていた。「G2」は、8月、米ニューヨークで発表された端末。チップセットはクアルコムのSnapdragon 800で、クアッドコア、2.26GHz駆動。カメラは光学式手ぶれ補正に対応しており、G Pad 8.3と同じPlug&PopやSlid AsideといったUIも備える。また電源キーや音量キーを背面に搭載し、右手でも左手でも扱いやすいという点が最大の特徴となる。

8月にニューヨークで発表されたフラッグシップモデルのG2。背面にキーを搭載しているのがユニークだ

 LGエレクトロニクスは、G2から端末のブランドを一新。従来のシリーズにあった「Optimus」という名称を止め、ハイエンドモデルは「G」という1文字をつけることとなった。G Pad 8.3でもこのルールは踏襲されている。なお、ディスプレイ比率が4:3のモデルは、「Optimus Vu」から「Vu」になった。

石野 純也