【CEATEC JAPAN 2011】
ドコモ、ダイエットを支援する小型の呼気計測装置
小型の呼気計測装置とスマートフォンを使ったデモ |
「CEATEC JAPAN 2011」のNTTドコモのブースでは、小型の呼気計測装置とスマートフォンを使ったダイエット支援の仕組みや、写真を撮るだけでカロリーのチェックができる「食品画像解析技術」が参考出展として紹介されている。
小型の呼気計測装置は、従来の装置と比較して大幅な小型化を実現しているのが特徴。センサーチップ自体は「着せ替えセンサージャケット」の口臭/アルコールチェッカーのセンサーとほぼ同等のものを用いている。体脂肪の分解が進むと、呼気に含まれるアセトンの割合が増えることを利用し、アセトンを検出することで空腹状態や、体脂肪の燃焼が進みやすいタイミング、運動強度、運動量などのアドバイスをスマートフォン向けに提供する。データはサーバー上で蓄積・分析され、フィットネスセンターや医療機関などとの連携も検討されている。
小型の呼気計測装置とスマートフォンを使ったダイエット支援の仕組み |
小型の呼気計測装置 | 内部はBluetooth通信ユニットや電池が大半。センサーは小型化されている |
デモではストローを使って呼気を計測 | スマートフォンに結果が表示される |
「食品画像解析技術」は、スマートフォンで撮影した料理の写真を送信すると、料理名や推定されるカロリー量が解析されて候補が表示され、食事メニューの記録なども行えるというもの。現在は料理を単体で撮影する必要があるものの、1000種類の料理や飲料の解析が可能になっているという。
「食品画像解析技術」の概要 | 本物そっくりの食品サンプルを撮影してアプリを試せる |
アプリを利用して撮影している様子 | 解析結果と候補の表示 |
(太田 亮三)
2011/10/4 22:20