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足裏のガスで代謝異常や脱水症状を発見、ドコモが体重計型機器を開発

 NTTドコモは、皮膚から放出される複数のガスを同時に計測できる健康管理装置を開発した。

 今回ドコモが開発した装置は、体重計型の健康管理機器。体重計のように上に乗ることで、足裏から放出される3種類のガスを計測し、健康状態をチェックできる。計測できるガスは、体脂肪の燃焼にともなって発生するアセトン、飲酒時に検出されるエタノール、脱水症状の発見に役立つ水蒸気の3種類。

 このうちアセトンは、体重減少が体脂肪の減少によるものなのかどうかを判定でき、より効率的なダイエットに活用できる。また、糖尿病患者や妊婦が発症する疾患「ケトアシドーシス」の早期発見に役立つ。

 体重計型の計測機器には、片足につき2カ所ずつの穴があいており、足裏で塞いで計測する。靴下やストッキングを履いてた状態でも利用できる。約20秒程度で計測し、結果はスマートフォンで体脂肪の燃焼状態や飲酒、脱水の有無の判定結果として表示される。大きさは約300×300×35mmで、重さは約1.7kg。

 ドコモでは今後、この機器での実証実験を進め、健康管理装置としての有用性を検証する。

計測結果の表示イメージ