ソフトバンクとVMware、スマホ向けセキュリティで提携


 ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル、VMware(ヴイエムウェア)の3社は、仮想化ソフトをベースにしたスマートフォン向けセキュリティソリューションに関して提携すると発表した。ソフトバンクテレコムでは、モトローラ製スマートフォンを用いた無償トライアルサービスを提供する。

 無償トライアルサービスでは、VMwareの仮想化ソフト「VMware Horizon Mobile」を用いて、ソフトバンクモバイルのモトローラ製スマートフォン「Motorola RAZR M 201M」1台の中に、通常の環境と、仮想的な環境の2つを用意する。一方の環境では、通常のインターネットにアクセスし、もう一方はイントラネット(社内システム)へ接続する。これにより、プライベートに使える部分と業務用に使う部分を分離しつつ、1台のスマートフォンで運用できるようになる。

 いわゆる「BYOD」(Bring Your Own Device)を実現できるソリューションという位置付けで、無償トライアルサービスでは、「RAZR M」2台と管理サーバー「VMware Horizon Mobile Manager」、VPN接続環境、クライアント証明書2枚が提供される。無償トライアルサービスへの参加申し込みは、2012年12月10日~2013年1月31日で、利用できるのは2013年3月31日まで。




(関口 聖)

2012/11/6 17:58