ウィルコムなど3社、介護現場を支援する見守りサービス


 株式会社ウィルコム、株式会社立山システム研究所、ロケーション株式会社の3社は、人感センサーと通信を組み合わせたサービス「どこでもあんしん24(仮称)」を開発、21日から受付を開始した。病院や介護施設、自治体向けに提供される。

 「どこでもあんしん24」は、センサーとPHSを組み合わせ、介護が必要な高齢者などエンドユーザーに異常が発生していないか、確認できるサービス。居室内は人感センサーを設置し、一定時間動きがないなど、異常が検知されれば、固定電話網やPHS網経由でコールセンタースタッフに通報する。異常通知を受けたコールセンタースタッフは、エンドユーザーへ電話して、状況を確認し、応答がなければ施設職員や家族に連絡する。

 またエンドユーザーにPHS端末を持たせておくことで、屋外に居ても位置情報を確認できるようにする。日々の生活状況をグラフにまとめ、インターネット経由で確認できるようにしておき、エンドユーザーの状況を把握しやすくする。

 提供料金は導入規模や、導入場所などによって異なる。なお、サービス申込から1カ月間は、無料で利用できる。

 

(関口 聖)

2009/12/22 06:00