Android搭載「HT-03A」対応のグループウェア用クライアント


 日本トータルシステム株式会社は2日、オープンソースの無料グループウェア「Group Session」の新バージョンV2.5.2をリリース。同時にAndroid搭載の携帯電話「HT-03A」に対応した、モバイルクライアント「GSモバイル Android」を発表、提供開始した。

 グループウェア「GroupSession V2.5.2」は、オープンソースの無料グループウェア。ソースコードが公開されているため、自由にカスタマイズすることができる。

 グループウェア本体は無料で公開し、オプションのクライアントソフト利用時のサーバーライセンスを低価格で有償提供するモデルだ。オプションのクライアントとしては、すでにWindows Vista/XP/2000に対応したデスクトップクライアント「CrossRide」、携帯電話で外出先から利用できる「GSモバイル」を提供済みで、今回新たにAndroid対応版「GSモバイル Android」を提供する。

 クライアントソフトウェア自体は無料でダウンロードできるが、実際に利用するには、サーバー側のライセンスを購入する必要がある。利用料金はグループウェア「Group Session」の登録ユーザー数によって決められており、1~10名時で、「GSモバイル Android」は1万5540円。利用料は1年ごとに更新する必要がある。事前に試したい利用者のために、1カ月無料で利用できる試用版も提供する。

 「GSモバイル Android」は、Androidアプリとして実行し、データを圧縮し送受信することで、軽快な動作を実現したという。タップ操作にも対応し、「HT-03A」搭載のカメラで撮影した画像も送信可能なほか、端末ごと、ユーザーごとのアクセス制限機能も搭載する。

 機能面では、スケジュール閲覧のほか、GroupSessionで更新情報をショートメール転送する設定をすることにより、稟議決済や掲示板、不在伝言など各種の連絡がショートメールで確認できる。アドレス帳機能なども装備する。

「GSモバイル Android」のログイン画面(左)とメイン画面(右)



(工藤 ひろえ)

2009/12/3 06:00