desknet's、iPhoneのカレンダー機能と連携する無料アドオン


 株式会社ネオジャパンは11月30日、同社のグループウェア「desknet's」とiPhoneのカレンダー機能を連携する「iPhone(iCal)連携」を無料アドオンとして提供することを発表した。12月7日より提供を開始する。あわせて、desknet'sの個人/共有アドレス帳、利用者名簿といったデータをiPhoneや携帯電話に取り込める「vCard連携機能」を無料アドオンとして提供することも発表した。

 iPhone(iCal)連携は、iPhoneのカレンダー照会機能にdesknet'sのiCalendar用URLと認証情報を登録することで、カレンダーの連携を実現するもの。iPhoneが持つWi-Fi機能を使い、社内ネットワーク経由でdesknet'sサーバーにアクセスして利用できる。

 また、desknet'sサーバーを外部ネットワークに公開されている場合は、3G回線などを利用してアクセスすることもできる。なお、データ連携はdesknet'sからiPhoneへの一方向のみで、iPhoneからdesknet'sへのデータ連携は行えない。

 vCard連携機能は、desknet's側にvCard送信する情報を選択する専用ページを用意することで、ユーザーごとにiPhoneや携帯電話に情報を送信できるようにする機能。個人アドレス帳、共有アドレス帳、利用者名簿などに記載されている氏名・電話番号・メールアドレスなどを送信することができる。また、管理者向けには、各ユーザーの送信履歴を確認する機能も提供される。

iPhoneでdesknet'sの予定を表示させた例。赤丸付きで表示されているのがdesknet'sを照会しているスケジュールだ。iPhoneのカレンダー照会機能に、desknet'sのiCalendar用URLと認証情報を登録し、iPhoneが定期的にdesknet'sのiCalendarデータの照会を行うことで連携を実現する
インターネット経由でdesknet'sへアクセスができない(desknet'sサーバーを非公開設定にしている)場合も、iPhoneのWi-Fi機能により無線LANによる社内ネットワークへの接続が可能であれば、社内にいるときにdesknet'sの予定を取り込み、外出先ではオフラインで、といった利用もできる



(福浦 一広)

2009/12/1 06:00