UEI、「ZEKE CMS」ベースのSNS向けゲームミドルウェア
株式会社ユビキタスエンターテインメント(以下UEI)は、mixiアプリなどに代表されるSNSアプリの構築および管理を効率化し、複数のSNSプラットフォームへのコンテンツ提供を一括管理・運営可能にするフレームワーク「ZEKE CMS ソーシャルゲームキット(以下ソーシャルゲームキット)」を発表した。価格は16論理CPUコアまでで初期費用500万円、月額費用100万円から。別途レベニューシェアモデルにも対応する。UEIでは、「ソーシャルゲームキット」を使用した新作ゲームを順次リリースしていく予定。
「ソーシャルゲームキット」は、UEIが開発した携帯電話主要3キャリアに対応したコンテンツ管理システム「ZEKE CMS」を基盤として開発。「ZEKE CMS」は200サイト以上のケータイ公式サイトで導入されている。
今回の「ソーシャルゲームキット」では基本機能として位置情報をサポートしたシンプルなスタンプラリーゲームを用意しており、これにシナリオと画像を用意するだけで、SNSに対応したゲームが提供可能となる。また、ゲームで使用するアイテムの追加や変更、すべての画面遷移やゲーム内キャラクタのパラメータ、台詞の変更など、Ajaxを駆使して構築された管理画面から一括で行える。
運用においては、大量のアクセスに耐えられる負荷分散機能を搭載、設計時の想定を超えるアクセス数の急増にも柔軟に対応できるという。また、「ソーシャルゲームキット」は、仮想サーバー上での動作を想定して設計しており、主要なクラウドコンピューティングサービスにも対応可能だとしている。これにより、急激なアクセス増に対しても迅速にクラウドサーバーを増強し、対応が可能になるという。
「ソーシャルゲームキット」は、リリース時点ではmixiアプリ、mixiモバイルアプリ、Facebookなどに対応しており、今後、主要SNSプラットフォームにも順次対応を予定している。
コンテンツ編集画面(左)とサンプルゲーム画像(右) |
2009/11/16 06:00