本日の一品
不慮の災害時に威力を発揮する「RITEX 充電式LEDホームライト」
(2016/5/2 06:00)
まだまだ記憶に新しいが、今から5年ほど前、東日本大震災の際に電力供給が限られた東京では、「計画停電」というそれまで聞き慣れなかった“節電手段”がとられたことがあった。
読者諸兄がご存知のように、計画停電とは、震災の影響で電力供給量が限られたため、電力使用量の増大による大規模な停電を回避するために、電力会社が事前に用途、日時、地域などを定めて電力の供給を一時的に停止する給電方式のことだ。
そういう切羽詰まった経験を一度でもした家庭や企業は「停電時の電力や明かりの確保」に関して、どうしてもシビアでセンシティブになってしまう。それは我が家でも同様だった。3.11の年の年末には、平常給電時に充電しておいて、停電時に自動点灯する「マジックバルブ パッと!」という充電式電池付きのLED電球を洗面等に2台導入を済ませた。
今回、ご紹介する「RITEX 充電式LEDホームライト」は、「マジックバルブ パッと!」とほぼ同じ機能に、室内照明が消灯した夜間時に光るナイトライト機能を組み合わせて搭載した充電式のLEDホームライトだ。
「マジックバルブ パッと!」が電球型なのに対して、「RITEX 充電式LEDホームライト」は小さな懐中電灯型をしている。壁面コンセントに装着する充電ホルダーにライト部をさして使用する。
ライト部は前面に3個の高輝度白色LEDを使用したミニ懐中電灯スタイル。後ろ側にはオレンジ色のナイトライトが仕込まれている。充電ホルダーは壁面のACコンセントの向きに応じて90度回転できる機構が付いていて便利だ。
使い方はきわめて簡単。充電ホルダーを壁面ACコンセントに挿入し、ライト部を充電ホルダー中央の丸い穴に、オレンジ色のナイトライトを下にして設置するだけだ。無接点充電方式で、設置すると自動でライト部への給電・充電を開始する。
ライト部の側面にある「ON/OFF/AUTO」のモードを切り替えるスライドスイッチは、普段は「AUTO」の位置にしておけば良いだろう。ライト部を取り出せば、緊急時用の懐中電灯のように、自動的で先頭のLEDが点灯する。
ライト部側面の「あかりセンサー」で外部の光を感じない状態(周辺の明かりが夜間の状態)になると、ライト後部のナイトライトが点灯する。これは深夜の自宅廊下などのガイド灯にも使えるはずだ。
ライト部を取り出さなくても、停電の状況になると、自動的に前面のLEDライトが点灯し、非常灯の役目をしてくれる。ライト部を装着したまま、充電ホルダーごと壁面ACコンセントから抜いても、停電状況と同様に、ライト部が点灯する。
12時間の充電で満充電になり、約5時間点灯する。電球の寿命は約5万時間。電気代は月10円らしい。ごく普通の懐中電灯として使用するなら、充放電サイクルは約500回なので寿命が短くなるだろう。あくまで夜間にナイトライトとして利用し、非常時には自動点灯するLEDライトとして使用するのが良いだろう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
RITEX(ライテックス) 充電式LEDホームライト AL-100 | ムサシ | 2000円程度 |