本日の一品
iPhoneに「ルーズフィット」なレザースリーブ
(2016/5/9 06:00)
誰にでも、自分のお気に入りや、仕事でバッチリ使えると判断した定番のモバイルパソコンやスマートフォン、タブレットなどがあるだろう。
気に入ったスマートフォンや高価なタブレットを購入したユーザーは、自分のデバイスをできる限り個性的かつ安心して使えるようにケースやカバーを工夫し、次第に市販のアクセサリー商品に目が行くものである。このメーカーとユーザーの距離感が、昔から素晴らしいケースやカバーなどの周辺機器市場を形成してきた。
スマートフォンのケースには、2つのアプローチがあるようだ。1つは、できる限り端末のオリジナルデザインを阻害しないように、アクセサリー性をほぼ排除したシンプルなミニマル系ケース。もう一方は、華美で機能てんこ盛り、“デコレーション命”のアドオン系ケースだろう。
本日ご紹介する筆者愛用の「レザースリーブ for iPhone 6 Plus(ルーズフィットタイプ)」(以降、ルーズフィット・スリーブ)は、あえてグルーピングするなら、前者の仲間だろうか。ハンドメイドのヌメ革製スリーブで、その特徴は、アップル純正のレザーケースを装着したiPhone 6 Plusをすっぽり収納できるよう、サイズに余裕を持たせたところだ。
そして本製品には、50mm幅の赤いゴムと革のコンビネーションベルトが付属する。モバイルバッテリーとケーブル、手帳やその他の筆記具などをiPhoneと一緒に挟んで持ち歩くことができる、なかなか便利なアイテムだ。
コンセプト的にもシンプルを目指す製品らしく、その構造はきわめて単純だ。2枚の1mm厚のマイクロファイバーを、厚目の一枚革でサンドイッチして、周囲をぐるっと一気に縫い合わせた単純明快な構造だ。内側の暗赤色のマイクロファイバーによって、収納したiPhoneが簡単に滑り落ちたりしないように、少しブレーキがかかるようになっている。
側面から見ると、ヌメ革の両表面の真ん中に赤いマイクロファイバーがストライプのようにアクセントになり際立って見える。筆者はiPhone 6 Plusに、薄くて軽いTPU(熱可塑性ポリウレタン)製のタイトなケースを装着しているが、ルーズフィット・スリーブとの組み合わせで、特に支障なく活用している。
iPhone 6のサイズならルーズフィット・スリーブに収納したままポケットに入れて携帯できそうだが、大きなiPhone 6 Plusを収納したルーズフィット・スリーブは、さすがに普通サイズのポケットには収納できそうにない。冬のダウンやオーバーの季節を除けば、基本は鞄収納になるだろう。
iPhone 6s Plusだけでなく、クラシカルなデザインのデジタルオーディオプレイヤーやビンテージな万年筆、革製カバーの手帳等とのマッチングが良さそうだ。じっくり使ってこれから先のエイジング効果を体験してみたい商品だ。
ところで最近、筆者のiPhone 6 Plus(5.5インチ)より、大きな6インチスマホであるFREETELの「SAMURAI 極」を買った同居人は、「“ルーズフィット”っていう商品名だけど、極には“ピッタリフィット”だった」と言っていた。どうも悪い予感がしてきた。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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職人が作るレザースリーブ for iPhone スペシャルエディション | 国立商店 | 6350円(税込) |