本日の一品
初代PS Vitaに物理L2/R2ボタンを追加して、もっと快適ゲームライフ
(2016/3/16 06:00)
携帯ゲーム機の初代PlayStation Vitaがお気に入りで、専用のゲームはもちろん、PlayStation 4のリモートプレイやPlayStation Storeのゲームアーカイブスを楽しんでいる。のだが、PS VitaはL2/R2ボタンを搭載しておらず、プレイするゲームによってはストレスがたまる。背面のタッチパネルにL2/R2ボタンを割り当てられるが、どうにも押しづらいし、反応しなかったり誤操作してしまうこともある。
そうした不満は他のユーザーの方々も抱えていたようで、それを克服するアタッチメント「PSVita-1000型用 L2/R2ボタン搭載グリップカバー」が販売されていた。もちろん見つけた瞬間に購入した。
本製品はその名の通り、PS Vitaの初期型(PCH-1000型)専用のアタッチメントだ。PS Vitaを丸ごと覆うように装着でき、物理的なL2/R2ボタンを備えているのが特徴。このボタンを押し込むことで、内蔵の導電ゴムが背面のタッチパネルに触れる仕掛けになっている。
PS Vitaに装着するとほぼ完全にフィットし、ガタつきなどはみられない。また、包み込むように取り付けるため、装着後のフォルムは一体感があってカッコいいのもポイントだ。
前面カバーのせいで十字キーや各種ボタンが押しにくくなるのでは? と思うかもしれないが、カバーのボタン周縁部が斜めにカットされているおかげか、操作性はさほど変わらない。PSボタンやスタート、セレクトボタンだけはカバーの厚みで多少押しづらくはなっているが、ゲーム中に多用しないボタンなので、プレイに支障はないだろう。
PS4などのコントローラーと同様、本製品の背面下側にはつかみやすいように出っ張りがあり、親指の付け根、中指、薬指、小指でがっしりホールドできる。背面に指を伸ばすポジションになりにくく、PS Vitaの背面パネルへの誤タッチもまず起きない。PS4のコントローラーとも異なる感触なので違和感はあるが、使い込むうちに慣れるだろう。なお、L1/L2、R1/R2の同時押しが必要なゲームがあれば中指をL2/R2に沿わせる形になるが、PS Vitaの重みで指が疲れてくるので長時間のプレイは難しいかも。
本製品を装着したままでもVitaカードスロットへのアクセスやイヤホンの着脱、充電などを行えるように隙間が設けられている。SIMカードスロットはふさがれているが、着脱の機会はさほどないし、大きな問題ではないだろう。基本的にずっと本製品を付けっぱなしで使えるのはうれしい。
これでやっと「シルエットミラージュ」「シルバー事件」などがストレスフリーで遊べるようになり、筆者は大満足。PS4のリモートプレイに関しては、「Fallout4」などの場合PS Vita用にキーコンフィグを最適化できるゲームもあるから、本製品の必要性は若干薄れるかもしれないけれど。
アクセサリーとしては少々値は張るうえに本記事執筆時点では品薄な状況だが、プレイ環境は大幅に改善されるので、初代PS Vitaユーザーは見つけたらぜひとも買ってほしい。ちなみに装着する仕組みなどは異なるが、PCH-2000型用のモデルは2015年4月と本製品より先に発売されたこともあり入手しやすい。PCH-2000型ユーザーはそちらをチェックしよう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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PSVita-1000型用 L2/R2ボタン搭載グリップカバー | 上越電子工業 | 4290円 |