本日の一品

PowerIQ搭載でストレスフリーな小型モバイルバッテリー「Astro」

 最近話題のGoogle製の位置情報陣取りゲーム「Ingress」を始めてみた。本ゲームには課金要素など一切ないのだが、Ingressプレイヤーたちの間では、ゲームをより楽しむためのグッズ、例えばモバイルバッテリーなどが「リアル課金アイテム」などと呼称されていたりする。現実問題、常時通信状態で位置情報を更新し続けるIngressは、短時間でも大量のバッテリーを消費してしまうため、とにもかくにも予備電源の確保は必須と言える。

 筆者もモバイルバッテリーの2つや3つは過去に購入済みなのだが、最近入手した「Anker Astro 第2世代」(以下、Astro)なる製品が思いのほか良い感じで、最新型モバイルバッテリーの進化に思わず感じ入ってしまったので、ご紹介させていただきたい。

Astro 6400mAh USBポート1つのモデル。手のひらサイズで、iPhoneを数回フル充電させる大容量を備える

 「Astro」は総容量6400mAhのモバイルバッテリーだ。理論上iPhone 5/5sを2回フル充電できる。実際、数%しかバッテリーが残っていない筆者のiPhone 5をAstroで充電してみたところ、フル充電した後になお3/4程度の容量が残っているように見えた。手のひらに収まる程度の本体でこの大容量というのも大したものだと思うが、本製品の真価は「PowerIQ」なる機能を搭載しているところにある。

充電容量のインジケータ。10刻みくらいで表示される

 「PowerIQ」は、接続された端末ごとに最適な電流を送り、フルスピードでの充電を可能にするという機能だそうだ。以前にご紹介したAnkerのUSB電源ハブにも搭載されており、どのポートに何の機器を接続しても充電可能だったのはこの機能によるものらしい。

 筆者の場合、普段持ち歩いているモバイル機器はiPhone 5とNexus 7、およびiPad Airの3つだ。iPhone 5はともかく後者の2つは、普段持ち歩いている小さめのモバイルバッテリーだと「充電されていません」と表示されたり、充電にやたら時間がかかったりすることも珍しくなかった。 しかし本製品を接続すると、何のひっかかりもなく充電を開始・終了させることができる。iPhone 5に比べてバッテリー容量の大きいiPad Airを、バッテリー数%の状態から1時間ほどで充電完了まで持っていくことができたので、端末に最適な電流を送っているというのは本当のことらしい。思わず感心してしまった。

本体にボタン類は一切ない。充電開始や残り要領の確認は、Astro本体を“持って振る”

 筆者が入手した「Astro」は容量6400mAh、充電用USBポート1つのものだが、製品ラインアップには容量9000mAhで充電用USBポートを2つ備えるものや、色のバリエーション等もさまざま取り揃えられている。すでにいくつかモバイルバッテリーを所持している方にもオススメできる一品であると思う。

 なおIngressプレイヤーに対しては、スマホ端末のバッテリーだけでなく、飲み物や食べ物をはじめ、これからの季節はコートやマフラーなどといった「リアル課金アイテム」も、プレイヤー本人の生命維持のため欠かさないよう切に願う次第である。

製品名販売元購入価格
Anker Astro 第2世代(6400mAhモデル)ANKER2980円

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