本日の一品

財布に優しい、手のひらサイズのスピーカー「Creative Woof」

 放課後、ウォークマンにつないだ小さいスピーカーで好きな音楽を流しながら、クラスメイトたちとダラダラ過ごす。他愛ない話をしたり、ゲームをしたり。筆者も過ごしたそんな時間は、今の学生も変わりないだろう。ガジェットはそれぞれスマートフォンとワイヤレススピーカーに変わっているだろうけど。

「Creative Woof」

 クリエイティブメディアの「Creative Woof」は、そんな学生さん達にオススメしたいワイヤレスBluetoothスピーカーだ。“友人と過ごす時間”に特化した機能を、学生さんにも購入しやすい低価格で、うまくまとめあげている。

 小さなボディに、6時間持続のバッテリーを搭載。どこへでも気軽に持ち出せる。機器の接続は「Creative Woof」のボタンを長押しして、スマートフォンのBluetooth設定から選ぶだけ。パスコードの入力はなく、かんたんに友人と使い回しができる。最後につながったスマートフォンとは一旦通信が切れても自動で再接続される仕様だ。

手のひらサイズで文鎮くらいの重さ
上部はスピーカーと、機器接続・通話応答用のマルチファンクションボタン

 スピーカーはひとつだけのモノラル1ch。だからこそ「Creative Woof」のまわりで皆同じサウンドを楽しめるおもいきった設計だ。音質もなかなかで、低音は強めだが、おおむねフラットな味付けになっている。音の広がりも良く、みんなで音楽を楽しむにはうってつけと言えるだろう。

 スピーカーフォン機能も搭載しており、内蔵のマイクでハンズフリーな音声通話が可能。試したところ回線電話はもちろん、LINEやiOSのFaceTimeオーディオ、Facebookメッセンジャーで問題なく通話できた。

 アプリがBluetoothのハンズフリープロファイル(HFP)に対応していれば、「Creative Woof」だけでも着信に応答ができる。こちらは回線電話とFaceTimeオーディオ以外のアプリは対応していなかったので、各メッセンジャーアプリベンダーにはHFPへの対応を進めていただきたいところだ。

 音声通話中の自分の声が相手にこもって聞こえる、持ち運びのためのケースが付属しない、といった不満点もあるものの、2980円という低価格なら充分に満足。学生さん達は、友人とのコミュニケーションツールとして購入を考えてみてはいかがだろうか。

前面に音量/音楽プレーヤー操作用の3ボタンとマイク
底面には電源スイッチ、接続がなければ10分で自動的に電源が切れる
背面に充電用のmicroUSBポートとAUX INが配されている
AUX INとBluetoothは排他利用、古いウォークマンでも使えて安心
製品名製造元購入価格
Creative Woofクリエイティブメディア2980円(税抜)

はやしだ