本日の一品

携帯・収納・便利なクレカサイズのUSBケーブル「CHARGE CARD」

microUSBの小さな出っ張りプラグが本体に収納されていたら最高なのだが……

 本当はない方がビューティフルだし、信頼性も向上するはずだが、ユーザーによる自由な組み合わせや、画期的な次期新製品が登場するまでの発展可能性を感じさせてくれるものの1つに、各種のケーブルがある。

 ケーブルには、デジタル信号を通して意味のある通信を行うインターフェイス系のモノや、駆動や充電のために給電する目的で接続するパワー系のものなどがある。スマホやタブレットが広く普及してきた現代では、こうしたケーブル類は“必要悪”のようなもので、避けては通れないという意味でユーザーもメーカーも無関心ではいられないアイテムとなっている。

 避けて通れないならなおさら、信頼性と携帯性、両者の良い所を兼ね備えた便利なケーブルを使いたいものだが、そんな商品には、なかなかお目にかかれない。今回の一品は、定例の秋葉原回遊で見つけた薄さ3mmのクレジットカードサイズの「CHARGE CARD」と呼ばれる充電とデータ転送を実現する携帯型のmicroUSBケーブルだ。

 筆者が購入した時点では、ボディカラーはオレンジ、グレー、ブルーの3色だった。クレジットカードサイズとはいえ、サイフなどへの収納を前提とした場合、標準のクレカサイズから飛び出したmicroUSB端子の小さな出っ張りがきわめて邪魔な存在となる。

 中央の薄い黒いプラスチック製の蓋をめくり上げると、とぐろを巻いた細いmicroUSBケーブルが露出する。中央に押し込まれている剥き出しの標準USBプラグを引き出し、プラグを壁面のUSB/ACアダプターやUSBモバイル充電池のUSBポートに接続する。そしてCHARGE CARD本体から飛び出しているmicroUSBプラグをスマホやタブレットのmicroUSBポートに挿入すれば早速充電開始だ。

 一部の航空機内の座席や空港の搭乗ゲート付近ではスマホ充電用のUSBサービスステーションが普及しつつある。そういう環境が一般的になればCHARGE CARDの活躍範囲は一気に広がるだろう。現状なら、CHARGE CARDは、クレジットカードサイズで薄型デザインのUSBモバイル充電池と一緒に携帯すれば便利な商品だ。本来ならUSBモバイル充電池を開発しているメーカーが、ケーブルマネジメント(ケーブルの収納、運用方法や管理)の一環としてCHARGE CARDの様な仕組みを検討、採用すべきだろう。

CHARGE CARDはクレジットカードサイズの持ち歩き用USBケーブルだ
中央の薄いカバーをめくるととぐろを巻いたmicroUSBケーブルが出てくる
USBモバイル充電池と一緒に持っていればアウトドアの急な充電にも対応できる
薄型USBモバイル充電池にCHARGE CARDが初めから付いていれば便利だ
製品名販売場所価格
CHARGE CARD秋葉原 Rmobile280円

ゼロ・ハリ