本日の一品
KEYUCAで見つけた理想的なキッチンタイマー
(2013/2/22 06:00)
キッチンタイマーならスマートフォンのアプリを使え、なんて言われそうではあるが、キッチンでスマートフォンを使いたくない理由はいくつかある。まず、スマートフォンがトイレの便座並みに汚れている、などと言われていること。だから、食べ物を扱うキッチンでスマートフォンにはできるだけ触れたくない。確かにトイレに持ち込んでいたりもするし。
機種変更などで使わなくなったスマートフォンやタブレットを常にキッチンに置いておく、という手もあるかもしれない。しかし、そのうち油でギトギトになって触るのも嫌になりそうだし、たとえ防水・防塵であっても、食材が付いていたり、濡れていたりする手で画面にタッチするのは抵抗がある。なにより、電源の確保が面倒。ディスプレイを付けっぱなしにしておきたいが、バッテリーのことを考えたら消灯するようにしておきたいし、でもそうするとひどく使い勝手が悪い!
で、やっぱり普通のキッチンタイマーがベストだな、と思って、ここのところ電器店に行った際には必ずキッチンタイマーを見て回っていたのだけれど、自分が理想とするものにはなかなか出会えずにいた。ちなみに筆者がキッチンタイマーに求めていた機能は以下の4点。
1. ボタンで簡単に時間設定できる
2. 複数のタイマーを設定できる
3. 時計機能がある
4. 悪くないデザイン
このうち、1つめの要素はキッチンタイマーなら当然備えている機能だが、複数のタイマー機能を備えたものとなると、かなり少ない。3番目の時計機能が付いているものとなると、ほぼ皆無だった。あっても時計とタイマーの切り替えが小さなディップスイッチになっていたりして、使い勝手がよくない。そしてデザインはイマイチなものばかり。いや、このあたりの感じ方は人それぞれだろうけれど……。
そんな時、インテリアを買うのによく利用している「KEYUCA」のお店を覗いたところ、まさにドンピシャなキッチンタイマーが目に入ったのだった。しかも価格はわずか800円。即購入した。
時計とタイマーの切り替えはボタン一発。タイマー機能は同時並行で4つの時間を測ることが可能だ。2つ以上同時に動かしている場合、表示中以外のタイマーの時間はボタンで切り替えないとわからないが、文字の点滅で稼働状況だけは常に把握できる。もちろん設定時間経過後はアラームで教えてくれて、しかも、4つのタイマーそれぞれでアラーム音が異なっているのも素敵なポイント。背面にマグネットが付いているため、我が家では金属製の換気扇フードにぺたっと貼り付けている。置いて使うための脚も用意されているので、貼り付ける場所がない家庭でも安心だろう。
タイマーの時間設定は1時間・1分・1秒単位。5分・10分単位を1ボタンで設定できる他のキッチンタイマーと比べるとやや手間がかかる場合もあるけれど、そんなキリのいい時間を設定することの方がまれではないかと思う。ただ唯一の小さな欠点は、背面中央部にあるマグネットが少し厚めで、貼り付けたときにツライチにならず、周囲がわずかに浮いた状態になってしまうこと。このため、ボタンを押したときにガタついてしまい、不安定になる。勢いよく押すとマグネットが離れて落っこちてしまいそう。これがなければ完璧だった。
ところで、自宅のキッチンのコンロが3つしかないのに、4つもあるタイマーを何に使うかと言えば、麺である。わりと大きめの麺打ち台を持っているのだが、それでも大量にラーメンやそば、うどんなどを作りたいときは何回かに分けて錬って切らなければならない。そうすると、錬った生地を時間差で順番に寝かせることになるわけで、それぞれの時間を間違えないためにもキッチンタイマーは大切なのだ。最近は温湿度計も購入して、キッチンタイマーと合わせて豊かな麺作りライフを堪能しているところである。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
---|---|---|
キッチンタイマー 03 | KEYUCA | 800円 |