本日の一品
ルームライトにもなるLEDスタンドライト
(2013/2/7 06:00)
ドリテックの「ラムード」(SL-105)を購入した。高さ約300mm、重さ約230gのLEDスタンドライトである。この製品の大きな特徴は、なんといっても1台で2通りの使い方が可能という点だろう。デスク上の照明だけでなく、室内の照明としても利用できるのである。
読書などのためのデスクライトとしては、垂直のアーム先端から伸びたシェードに並ぶLEDで下方を照らすオーソドックスなスタイル。台座が小さく目立たない、“L”字を逆さまにした形のフォルムがユニークで、コンパクトで扱いやすいライトといえる。
室内照明用のルームライトとする場合は、シェードを折りたたむようにアームと一体化するまで引き下げる。全体が円筒形になった状態でLEDを点灯させると、アームの半透明パネルを通した光が横方向の広い範囲を照らし出すのだ。シンプルではあるが、活用の幅を広げてくれる便利なシカケである。
「ラムード」にはもうひとつ、筆者がとても気に入っている特徴がある。前述のように円形台座の直径が約85mmと小さいため、置き場所を選ばないのだ。そもそも筆者はデスクの上に常備して読書などに利用するというよりは、明るさが欲しいときに補助として使えるフットワークの軽い照明器具を探していた。折りたたんでしまえば高さが300mmほどの円筒形で移動が簡単、マグカップが置ける程度の空きスペースがあればどこでも使える「ラムード」は、そういった目的にピッタリだったのだ。
光源はシェード内側に並んだ0.18Wのチップ型LED6個。台座にあるリング形のスイッチを押すごとに、全点灯、半点灯、消灯と切り替わる。光の色は赤味や青味を感じさせないニュートラルな白。明るさを変えてもチラつきはなく、細かい文字がハッキリと読み取れる。シェードを開いたときの使用感は一般的なデスクライトと変わらない。
一方で、シェードを折りたたんだときの印象はまったく異なる。LEDの光がアームの半透明パネルを通って拡散するため、眩しさが抑えられたソフトな雰囲気になるのだ。ルームライトとしてはもちろん、夜間照明や常夜灯として利用するのもよさそうである。
電源はUSBバスパワー。専用のACアダプタとケーブルが付属しているのでコンセントから直接電源をとってもいいし、デスクの上などではパソコンのUSBポートやUSBハブに接続してもいいだろう。消費電力は全点灯で約1.8W、半点灯で約0.9W。ほかに使用している機器がなければ、USBハブのバスパワーでも十分にまかなえる。
「ラムード」のボディカラーはブラックのほか、ホワイト、レッドの計3色が用意されている。筆者は実用的な照明器具として多用しているが、本来は寝室などに置くためのライトなのだろう。デザインに堅苦しさがなく、とくにシェードを閉じたときの花瓶を思わせるフォルムは、落ち着いたインテリアに違和感なく溶け込みそうである。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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LEDスタンドライト「ラムード」SL-105 | ドリテック | 2254円 |