本日の一品

これでケーブル対策は万全!? 手錠みたいなケーブルクリック

 スマート・フォン関連の充電USBケーブルや、デジカメのACアダプターケーブル、昨今のモバイル生活には複数のケーブル管理は避けて通れない。テクノロジー製品を買った時にACアダプターケーブルやその他のケーブル類を丸めて巻いて、束ねて拘束する黒や白の針金をビニールで包んだような便利な道具が一般的だが、呼び名を知らない。

 調べてみたが、どうも誰にでも認知された汎用的な呼称は見当たらず、「ねじりっこ」とか「ビニールタイ」とか「OAねじラー」とかメーカーがそれぞれ独自の商品名をつけて呼んでいるようだ。固有名称ではないものでは、「バインド線」という呼び方もあるようだが、認知度は低いので一般呼称とは言い難い。

 この“針金入り拘束ビニール線”は将来使うかもしれない……と思いつつゴミ箱に直行させ、ここぞという時にはいつも見当たらない、というのが筆者の場合日常茶飯事だ。

今回ご紹介するケーブルクリック。4個で672円はきわめてリーズナブルだ
名前があるようでないような「針金入りビニール線」の代わりがほしい

 本日ご紹介する、「Cable Clic」(ケーブルクリック)と名付けられたケーブル・オーガナイザーは、まさにこの“針金入り拘束ビニール線”の代わりをしてくれる、再利用可能でかつサイズ調整可能な便利な道具だ。

 筆者が秋葉原で購入したケーブルクリック・セットには、ミニサイズが2個と、より小さなマイクロサイズ2個の合計4個が入っていた。サイズは異なるが、ケーブルを拘束する仕組みや構造は全く同じだ。ケーブル軸の太さやクルクルと丸めて輪っか状になった時の全体の太さにある程度フレキシブルに対応が可能な構造になっている。

 テレビの刑事ドラマに小道具として登場する“手錠”の構造を思い浮かべていただければ、再利用可能で、サイズ調整ができるイメージを理解していただけるだろう。ミニサイズの方は、イーサネットケーブルや長めのUSBケーブルの結束に適している。

 マイクロサイズなら、スマートフォンの充電用USBケーブルや、イヤフォンケーブルをまとめるのに最適だ。ケーブルを丸めて輪っか状にして結束するときは、まさに手錠の雰囲気で、リング上のケーブルクリックを開いた状態でケーブルを咥え込み、あとはカチカチとリングを小さく狭めてロックしていけば確実にタイトに結束できる。

 解くときは、ケーブルクリックの両脇にある小さなボタンを親指と人差指で挟んで押しながら、もう一方の手の指先でリングを摘んで開けば、簡単に解錠することができる。常にモバイル環境や出先で頻繁に出し入れして使うケーブル類の頻繁な操作には、ケーブルクリックは最適な道具だろう。

ミニサイズ2個とマイクロサイズ2個がセットでキット販売されている
構造は見て分かるように「手錠」にきわめて類似している」
ミニはスマホ充電用のUSBケーブルの結束に向いている。ある程度タイトになるまでカチカチと締めあげてゆく
オーディオ用のかなり太めのUSBケーブルも簡単にまとめ上げられる
スマホ用の細めのマイクロUSBケーブルならマイクロタイプのケーブルクリックでOK
iPhoneのイヤフォンからイーサネットやUSBケーブルまですべてに対応できる
製品名購入場所購入価格
ケーブルクリック秋葉原 PCオレンジ672円

ゼロ・ハリ