デスクトップにも小型がいい！ちょっぴりおしゃれなワイヤレスマウス

「OBSIDIAN M-GE3DLBK」

　最近ワイヤレスマウスが不調だったのである。カーソルの動きが悪くなったり、クリックに反応しなくなるといった現象が頻繁に発生し、電池切れやセンサー部分の汚れ、電波の干渉や日頃の行いまで、原因と思われるさまざまな要因を一つ一つクリアしていった結果、レシーバーをデスクトップパソコン本体の背面に挿しているのが原因であることがわかった。試しにパソコン本体の前面にあるUSBポートにレシーバーを移してみたところ、それらの現象はぴたりと収まったのである。なるほど、パソコン背面からマウスまでの遮蔽物が多いのか、と納得したものの、問題はそのレシーバーの大きさ。全長で5cm弱と意外に長く、パソコンの前面に取り付けていれば、いずれ筆者が何かで引っかけて、根本から折ってしまうことは間違いなしなのだ。

　そういうわけで手に入れたが、エレコムのワイヤレスレーザーマウス「OBSIDIAN（オブシディアン）」。ちょっぴりおしゃれ心をくすぐるデザインと、本体の小型さ、そして何より極小のレシーバーが魅力なのである。小型レシーバーを採用したマウスはもちろん他にもあるのだが、マウス本体の小ささやおしゃれ度、手頃な価格帯であるることを勘案してトータルでみると、「OBSIDIAN」はかなりイケている、と思う。極小レシーバーのおかげでパソコン前面の出っ張りは気にならなくなり、安心してパソコンの前を歩くことができるようになった。狭い部屋ではわりと重要なポイントである。

　肝心のマウスの機能や操作性もまずまず。上下左右方向のスクロール操作などが可能なチルトホイールを搭載し、前進と戻るの2つのボタンをサイドに備える5ボタンマウスで、機能は十分。ただし、やや堅めのクリック感と、本体の軽さもあって滑るように動くことから、最初のうちは少し慣れが必要だった。

　デスクトップパソコンはもちろん、本来はどちらかというと持ち歩くことの多いノートパソコンにおすすめの本製品。最近のノートパソコンになると標準でBluetoothが内蔵されている機種が多くなり、2.4GHzの無線マウス以外にも選択肢は増えつつあるが、2.4GHzの無線マウスを使いたい人であれば、この「OBSIDIAN」を選ぶメリットはいくつかある。たとえば、極小レシーバーのため、挿入したままノートパソコンを持ち運んでも邪魔になりづらいこと。そして、マウス上面のカバーを開けるとレシーバーの格納スペースが用意されている点だ。ノートパソコンに接続したまま持ち運ぶ際に極小レシーバーのちょっとした出っ張りさえ気になるとき、あるいはマウスのみを持ち運ぶときにも便利な、気の利いたギミックがうれしいアイテムなのである。

これまで使っていたマウスのレシーバーと比べるとその差は歴然	USBポートに接続した状態。左のレシーバーはいずれ引っかけて折りそう
マウス上面のカバーを外すと、電池とレシーバーを格納する穴が現れる	レシーバーを穴に入れると、こんな感じにすっぽり収まる

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