パーソナルな送風機「マイファンモバイル」


マイファンモバイル

 今年の夏は電力需要逼迫の影響で、扇風機がヒットアイテム。中でもUSBから電源を取る小型タイプの製品は、パソコン店だけにとどまらず街の雑貨屋でも見かけることが多くなった。PCパーツのブランドのUSB扇風機が小洒落たセレクトショップで売っているという夏になっているのだ。

 しかし、USB扇風機はパソコンの前にいるときなら良いが、そうでないときは使えない。外出時にUSBのモバイルバッテリーと組み合わせて使うという手もあるが、格好が良いとは言えない。そこで、外出時に自分だけ涼しくなるアイテムを探しているときに見つけたのが今回紹介する「マイファンモバイル」だ。

 「マイファンモバイル」は、パッケージに「首元にピンポイント送風」とあるとおり、首から下げて首元だけに送風する仕組み。動作に必要なバッテリーは単三乾電池3本。重さは160gとひと昔前の軽量な携帯電話くらいだろう。

 ファンがそれほど大きくないために、当たる風は首元だけに限定されるものの、ツボをおさえているからか、小型の割には快適と感じる。本来の使い方ではないが、首の後ろ側にかけて首筋に当たるようにしたら、頭も涼しくなり別の快適さも得られた。余裕があれば前と後ろ二刀流というのもいいかもしれない。ただし、後ろ向きに使うのは、紐で首を締めないように注意が必要だ(自己責任にてお願いしたい)。

 気になるのは動作音で、首元で「フィーン」とファンの唸る音がしているため、静かな部屋で使っている場合は気になってしまうが、街中で使ってる場合はあまり気にならないレベルかもしれない。外見的にこれを街中で使うのは少し勇気がいるのだが、積極的に「マイファンモバイル」を街中で使って流行らせてしまえば良いのだ!

 なお、このファンに使う電源は単三電池が3本。なんとも半端な本数ではあるが、4本入りなら3つ買って12本用意すれば4セット使うことができる。ニッケル水素電池を使えば本数が半端になってしまうが、そこは我慢するしかないだろう。

パッケージには、首に涼しさをもたらすイメージ写真がある取り出した本体。iPhoneよりも二回りくらい大きい
上部の送風口電池は単三が3本。4.5VなのでUSBバッテリーからの給電に改造する人も出てきそう?
正しい使い方。ストラップが長めなので結んで少し短くした背中に回すと首筋や頭に風が当たるので、さらに涼しく感じた。ただし格好は良くない

 

製品名販売元購入価格
MAGiCOOL マイファンモバイル DMFM-W1大作商事987円

 

(江須田)

2011/8/22 06:00