USB扇風機で節電の夏を乗り切る
手前に電源兼風量調節スイッチがある。カラーバリエーションはピンク、ライムグリーン、ライトブルー、ショコラの4色 |
USBという規格が現れて、まず驚いたことはこんなにも簡単に周辺機器を認識させることができるのか、という本来の機能についてだった。しばらくしてもう一度驚かされたのは、ただの電源供給装置として使われ始めた時だ。缶ウォーマーや電気ひざ掛けなど、パソコンとは無関係の製品群にびっくりしたものだ。以降、様々な機器が発売されて一定の市場を形成しているが、中でもポピュラーなのはUSB扇風機だろう。商品としては今更だが、今夏は節電が求められることもあり、改めて一品紹介したい。
グリーンハウスから発売されているボックス型のUSB扇風機は、羽が回転するタイプでは無く、洗濯機のドラムのような形状のファンを回して風を送るタイプの製品だ。風量は二段階、上下に手動で方向を変更できるなど最低限の機能は備わっているものの、元々電源がUSBなので風量はささやかのものだ。真夏の部屋をこれ1台でしのぐのは厳しいだろうが、節電で冷房控えめのオフィスで補助的に使う分には問題ないだろう。一昔前の製品に比べれば、風量は上がっているように感じる。その分ちょっと騒音は大きく、PCの冷却ファンがフル回転しているくらいの音が出る。気になる方は実物を購入する前に店頭で確認したほうが良いだろう。
さて、今回はひとつ試してみたいことがあった。それはUSB出力電源で動くのかという点だ。結論からいえば、動いた。手持ちのエネループモバイルブースター・KBC-L3 や、以前紹介したBTN-DC2で問題無く動作している。PCから供給しているときと比べても風量は変わらない。得られる涼感はささやかなものだが、真夏に停電した時の一時しのぎくらいには役立つのではないだろうか。
左側に吸入口がある | モバイルブースターや、乾電池を使ったUSB電源でも問題なく動作する |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
GH-USB-FANST | グリーンハウス | 1480円 |
2011/5/31 06:00