さすがのデキ!? XOOMの純正ケース


「MOTOROLA XOOM GELケース」

 ケースの類が、持ち運ぶ際に使う保護用だとすると、本体に装着して使うケースは日常のアクシデントから守るものといえるだろうか。今回は、auの「MOOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」用の、モトローラ純正ケース「MOTOROLA XOOM GELケース」(ブラック)を紹介したい。

 シリコン素材でできたこのケースは、本体の背面~側面にかぶせるように装着するタイプだ。メーカー純正品ということもあって、使い勝手も上々。下部のmicroUSBや充電端子のあたりはぴったりと開けられており、マイクを塞がないようにケースにも穴が開けられている。背面にはスピーカーと、カメラ/電源ボタンエリアに2つの窓が設けられているが、縁が斜めになっており、電源ボタンを押す際も指先への違和感が少ないのは好印象。

 ケース背面の中央には、エンボス加工でモトローラのロゴが配されている。カラーがブラックに統一され、ロゴマーク以外の表記も無くなるので、思った以上にスッキリとした見た目になった。

 ケースを付けなくても押しにくい左側面のボリュームキーだが、ケースの上からでもあまり変わらず、微妙に押しにくい(笑)が、誤操作を防ぐという意味では筋が通っているのかもしれない。上部のイヤホン端子はカバーに穴が開けられ問題なく使えるが、カバーの穴があまり大きくないため、プラグ部分が極端に大きなタイプは使えない可能性があるだろう。また、ホコリが付きやすく目立ちやすいといったシリコン素材に由来する問題は残されている。

 しかし、使い心地は予想以上にスマート。「ケースはゴワゴワして使いたくない」と思っていた筆者も、手触りや違和感の少なさから、これならアリかも……と改宗してしまいそうだ。

 なお、ケースを使うとドックに装着できない、というのが一般的だが、モトローラの純正ドックには、純正ケース(本製品)を使用した状態でドックに装着できるアダプターが同梱されるようだ。

背面の窓の縁は斜めになっており、電源ボタンも押しやすい下部の端子類。マイク用の穴(右)も
上部のイヤホン端子部分厚みは標準的なものではないだろうか

 

製品名製造元購入価格
MOTOROLA XOOM GELケースモトローラ2520円

 




(太田 亮三)

2011/5/19 06:00